「どうしてうまくいかないんだろう?」「なぜこの企画がボツになるんだろう?」……
こんなふうに疑問が浮かぶことは、よくあります。誰にでも1日に1回くらいはあるし、多い人だと1日に何回も疑問が浮かんでは消えていきます。
疑問を持つことは、「未熟」だとか「不勉強」だとかいうことではありません。何よりも真摯に何かをしようとしたり考えたりしている証拠です。
アタマの中が「?」だらけになったら、それをすぐに解消していけばいいだけです。「?」が1つ浮かんだら、すぐに調べたり行動したりして消していきます。
疑問を消していくたびに、人は成長していきます。疑問を持つことは、基本的にいいことです。
そう言い切れるのは、あくまでも浮かんだ疑問を解消しようとする、あるいは実際に解消したときです。
その疑問を解消すると、「そうか、そういうことだったのか!」と納得できます。キレイサッパリ疑問が消えた瞬間は、本当に楽しいものです。
浮かんだ疑問に対しては日々、地道に取り組んで解消していくしかありません。消えるまで行動を続けていきます。
1つの疑問に対して、出る答えは1つではありません。うまくいかないことの答え、企画がボツになる答えが3つも4つも、あるいはそれ以上出てくることもあり得ます。
答えがいくつもある場合は、解消につながる行動のうち、できるものから1つずつやっていきます。最終的には疑問が消えるまで続けていきます。
もったいないのは、いくつか出た答えを前にして、「どれからやろうか?」と迷ってしまうことです。
その迷っている間にも、どれか1つでもやってみたら、疑問が解消するかもしれません。迷っている時間が、一番ムダです。
1つの疑問が解消しても、それで「終わり」ということはありません。成長していけば、また新たな疑問が浮かぶようになります。
疑問のレベルも上がっていきますが、それを解消することで、また1つ成長していきます。おそらく永遠に浮かびます。
疑問がゼロになることもまずありません。もしあるとすれば、成長が止まったときです。
疑が浮かんでは消していき、また浮かんでは消していく――。
誰にとっても、人生はこの繰り返しです。そういう人生は、意外と楽しいものです。
(朝の独り言⭐)
今日は、4月PHPから出版する本のイラスト付き原稿が届きました。
これから校正です。女性向けの本ですが、かなり自信ある仕上がりになります。楽しみにしていて下さい。