さらなる成長を目指しているのなら、持っておいたほうがいいものがいくつかあります。その1つが、「疑問力」です。
疑問力とは、文字どおりの疑う力。これのある/なしは、成長する/しないに大きく影響してきます。
「これでいいのだろうか?」「これは本当に必要なのだろうか?」「ほかにやることはないのだろうか?」……
このように現状に対して、疑問を投げかけて、あるべき姿を模索していきます。疑問を持つから、よりよい姿が導き出されます。
もっとも、なんでもかんでも疑問に持てばいいわけでもありません。どんなことにも「これでいいのだろうか?」という疑いの目を向けていては疲れてしまいます。また疑問そのものが目的化します。
疑問を持つ対象は、「ちょっとおかしいな」「なんか違うような気がする」と、自分の中でザワザワと違和感を持ったこと。そのまま放置しておくと気持ち悪くなってしまうようなことに対して、疑問を投げかけます。
違和感があるのにそのまま放置していたら、いずれ成長は止まってしまいます。そう、違和感は「このままでは成長しなくなる」という自分の中から湧き出た警告です。
その違和感に対して、疑問を向けていきます。自分がやってきたこと、取り組んでいること、あるいは当たり前だと思っていたことに対して、違和感が生じたら、「これでいいのだろうか?」と、ドンドン切り込んでいきます。
その答えは、現状にはありません。答えは、成長した未来にあります。
今よりもツーランクもスリーランクも成長している未来の自分を想像すると、現状とのギャップがたくさん存在しているはずです。そのギャップを埋めるためのやり方や方法が、答えです。
「これをやればいいんだ」「そうか、これが足りないのか」「これを増やそう」……
今の自分がやるべきことが、次から次へと湧き出してきます。あとは、それを1つ1つやっていくだけ。
疑問力は、自分自身がより成長するために持つべきものです。ある意味で、それは、今の自分と成長した未来の自分とをつなぐブリッジです。