「あなたにとって、目標とはなんですか?」
こんなふうに聞かれたときのあなたの答えをぜひ聞いてみたいものです。百人百様で、いろいろな答えが出てきそうです。
絶対に達成すべきもの――。そう答えたあなたは、頼もしい限り。
きっと高い目標を設定して、それをクリアするために寝食を忘れて行動するのではないでしょうか。あなたなら、目標達成のためにトコトンまでやります。
もしかしたら、目標など立てないという人もいるかもしれません。立てる/立てないは、本人の自由。
立てるのが、性に合わない人もいますから、ムリ強いはできません。きちんと成果を出せれば、その人はもともと目標を必要としない人です。
反対に、なんの成果も出せない人は、根っからの自己管理ができない人。「性に合わない」のを言い訳にしています。
各人各様のとらえ方がありますが、こんなふうに目標を見なす人は、いないようです。それは、目標を恋する対象とすること――。
目標を「恋する人」として見ていけば、とらえ方が変わってきます。いいかげんに対応するようなことはなく、本気で接するようになります。アプローチ法も、真剣に考えるようになります。
どのくらいのレベルに設定するのでも、工夫が必要です。クリアできないと、カッコ悪く映ります。クリアするために、ありとあらゆることをしていきます。
だからと言って、カンタンにクリアできてしまうようでは、「ラクしている」「手抜きしている」ように映ります。それはそれでカッコ悪いです。
その逆の、絶対に手が届かない「高嶺の花」では、最初から戦意喪失して今います。たとえ挑んだとしても、途中でココロが折れることがなきにしもあらず。
自分の強みを伸ばして、なおかつ潜在的な能力が引き出せるようなレベルをターゲットにすれば、言うことはありません。そのレベルとは、自分の実力以上のもの。
高嶺の花とまでいかなくても、ちょっとムリめなところに設定すると、やる気になります。あなたの能力を大いに伸ばすことになりそうです。
目標とは、恋するものです。あなたは、今、立てている目標に恋していますか?