流れというものは、目には見えないものです。今、来ているのか来ていないのかを目で見て確認することは不可能。
その存在を確認するのは、感じる以外にありません。「今、来ているな」「今はまだ来ていないな」と、自分自身が全身全霊で感じていきます。
もっとも、風のように動いているわけではないので、肌で感じることは難しいです。音もにおいもしないので、来ているのか来ていないのかを判断するのは手間がかかります。
無色透明で無味無臭、無重力。それが、流れです。
その流れが来ているのか来ていないのかを判断するのは、最終的には自分自身の直感です。「今、来ているな」あるいは「今はまだ来ていないな」と、自分の直感で判断していきます。
とは言え、最初からすべて当たるわけではありません。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」では確率が低すぎます。
最初のうちは当たらなくても、自分自身で直感を高めていって、精度をよくしていきます。
流れを感じるようになったとしても、それをコントロールすることは不可能です。
感じるようになったときにするのは、決して逆らわないこと。
自分のやろうとすることがその流れにうまくマッチするようだったら、思い切って乗ってしまいます。
流れに乗れれば、想定以上の成果を収めることもできます。
それは、流れを感じたから可能になったこと。流れを感じることができなければ、乗ることも成果を出すこともできずに終わります。
反対に、自分のやろうとすることがその流れにマッチしそうもなかったら、見送るべきです。マッチする流れが来るまで待ってもいいかもしれません。
流れに逆らって強行すれば、弾き飛ばされて手痛いダメージを追うこともあり得ます。流れに逆らうくらいなら、自分の実力を虎視眈々と磨いているほうが賢明です。いつか来る、いい流れに乗るために……。
流れに乗ると、大きな成果を得られます。それは、やろうとしていたこととうまくマッチした場合のみ。マッチしない流れに乗ったら逆効果でしかありません。
だからこそしっかり流れを感じられるようになりたいものです。