2022.2.22.

突破口は、身近なところにある、、、

ものごとが行き詰まって、袋小路に陥ったとき、往々にして人は事態を深刻にとらえてしまいます。状況は好ましくなく、打開するのが難しい……。

そんなふうにとらえてしまうと、余計にアタマがこんがらがってきます。

実態はそれほどではなくても、当事者からすれば、必要以上に深刻に見えてしまうものです。一刻も早く「抜け出したい」と思っているのに、あれこれ考えすぎて打開策がなかなか見つかりません。

こうなると、ムダに時間だけが経過してしまって、事態は本当に深刻化してしまいます。素早く手を打っていれば、サッサとこの状況を切り抜けられたにもかかわらず、自分自身でより深刻な事態に追い込んでしまっています。

実は、「抜け出す方法」は、意外なところにあります。それは、「こんなんじゃダメだよ」と却下してしまったものの中。

そう、案外身近なところに打開策は潜んでいます。気づかないばかりか、早々に却下してしまったのですから、笑うに笑えません。突破口は、身近なところにあるもの。それを見落としている人が多いのは、れっきとした事実です。

事態を深刻にとらえてしまうのは、性格によると言うよりも、思考のパターンです。うまくいかないのは、「もっと考えなくてはダメだ」とか「もっとレベルが高いことをしなければならない」と、自分自身が難しく考えてしまっているから……。「カンタンにはうまくいかない」と思い込んでいるから、必然的に難しく考えるようになります。

そうした思考をしていると、否応なしにアタマがこんがらがってきます。シンプルに考えることができずに、「こんなんじゃダメだよ」とカンタンにできることを却下して、自分で状況を悪化させています。事態はそれほど複雑ではなく、カンタンにできることでスムーズに解決できるにもかかわらず……。

袋小路から抜け出そうとするなら、中から穴を開けるといった、カンタンにできることをすればいいだけ。難しく考えることはなく、できることからサッサとやっていけば解決できるのに、いたずらに難しく考えて、時間をムダにするばかりか、事態を悪化させてしまうとしたら、それこそ笑い話です。

深刻なのは、直面している事態ではなく、自分自身の思考のパターン。そのことに気づかないでいる人は、想像以上にたくさんいます。

(朝の独り言☆)
今日は、院長予約に患者さんが多く、忙しい一日でした。明日は、祭日です。久しぶりに一日休みですので何だか嬉しいですね。一年中、歯科医師、出版、講演、セミナーなど休むことのないライフスタイル。
最近は、ZOOMでのオンラインミーティングを診療後に行う機会も増えてきているので、何もないことが珍しいので嬉しいのかもしれません。ただ、今年は、本当にたくさんの仕事の依頼を受けていますし、来年60歳さらなる飛躍の基盤をしっかりつくる年にしたいと思っています。