2018.8.10.

結果はカンタンに出なくていい、、、

何についても言えますが、結果を出すのはカンタンなことではありません。「こんなにラクでいいの?」と自分でもビックリするくらいカンタンに結果が出てしまうとしたら、何かが「おかしい」と思うべきです。

そこには自分が気づかないだけで何かしらの「落とし穴」があるのかもしれません。もしカンタンにうまくいってしまったら、あとで「大どんでん返し」が待っていたりします。

 世の中には、ラクして結果が出ることなどありません。難しいからこそ、結果を出すことが貴くなります。

だからと言って、結果を出すまでがつらく苦しく厳しくあるべきだとも言えません。

始める前に「つらく苦しく厳しい」と思ってしまったら、実際にそうなってしまいます。

逆に、まったく同じことをするのでも、始める前に「明るく楽しく快適だ」と感じたら、実際にそうなるものです。

どちらも「思い込み」にすぎません。始める前におまじないでいいから、「明るく楽しく快適だ」と言ってみれば、案外、スムーズにものごとは進んでいきます。

まさに一種のプラシーボ効果。思い込みはたいていよくはありませんが、このように使うのは効果的です。

もしあなたにとってやりたくないことや苦手なことをしなければならないときに、事前に「明るく楽しく快適だ」と思うようにすれば、テキパキと処理できるようになります。ダマされたと思って、1度やってみてはいかがでしょうか。

こんなことでスイスイとできてしまうとしたら、やらない手はありません。やらないほうが、ソンをします。

結果を出すのがカンタンではないからこそ、あれこれ考えたり試行錯誤したりするようになります。思い込みをうまく利用するなど、その方法を考えたり実践したりすることが、自分を成長させていきます。

結果がカンタンに出てしまうとしたら、おそらくなんの工夫もしなくなります。それは、成長を放棄することでもあります。

結果はカンタンに出なくていい――。それは、人を成長させるための逆説的真実だと言えます。