2020.8.25.

自分から先に変わっていく、、、

子供が言うことを聞かない。部下が指示したとおりに動いてくれない……。
 このように自分自身の意に沿わないことをする人がいるのは、当たり前のことです。なぜなら相手にも意思があるから……。
 相手も本人が思ったとおりに、または何か考えがあって行動しています。いくらその行動がこちらの神経を逆なでしたとしても、直接「やめなさい」と言うのは得策ではありません。たとえあなた自身が親や上司だとしても……。
 こう言うと、「『やめろ』と言ってもいいのでは?」「命令するのが義務では?」と反論する人もいそうです。
確かに親や上司なら何かを言うとおりにさせる権限くらいはありそうですが、相手がそのとおりにするかどうかはまた別の話です。
そもそもほとんどの親や上司は上から目線であれこれ言うだけで、本人はなんの行動もしません。
相手にも本人なりの考えがあって行動しているのであり、それをムリやり改めさせようとしても、納得するかどうかは微妙です。むしろ反発して、両者の関係が悪化するのは必至です。
 こちらの意図する行動をとらせようとするのは、相手を変えようとすること。それは、強制です。いくら親や上司でも、そこまでしていい道理はありません。
 それでは何もせずに黙認していればいいのかと言うと、それもまた違います。相手を変えようとするよりも、先にやるべきことがあります。
 親や上司が始めるべきなのは、「自分自身が変わる」こと。自分自身がこれまでの親や上司のあり方から1歩も2歩も踏み出して、まったく新しい人間になっていけば、子どもや部下との関係も大きく変化していきます。
 具体的には、子供が勉強をしないのであれば、親も資格取得を目指して、「毎日2時間、一緒に机に向かおう」と提案する。部下が自分の方針を守らないのであれば、一緒に顧客回りをして、その方針が顧客にとってメリットがあることを目の前で実証してみせる……。
 親や上司が変われば、子どもや部下も必然的に変わっていきます。変わるのは、まず自分から――。
変わった親や上司の姿を見て、子どもや部下も「もっとしっかりしなければ……」と強く自覚するようになります。そこまですれば、彼らが変わるのは時間の問題です。