2019.11.6.

自分なりのチェックポイントを持つ、、、

仕事でコンスタントに成果を上げる人と、なかなか成果を上げられないでいる人。

両者の違いを挙げるとすると、おそらく山のようにあります。あえて1つだけに絞ると、「自分なりのチェックポイントを持っている」かどうかの違いと言えます。

期待の新商品を発売するにしても、最初から大量に生産して販売しても、売れ行きがどうなるかは、まったく読めません。

売れるか売れないかは消費者の反応次第ですが、それを読み切るのは難しいものです。

売れ残って在庫を抱えるリスクを減らすには、どうしても最初は販売数を絞らざるを得ません。これは、ビジネスの鉄則です。

コンスタントに成果を上げる人と、なかなか成果を上げられないでいる人の差が出るのは、ここから。その差は、想像以上に大きいものです。

コンスタントに成果を上げる人は、自分なりに売り上げデータをチェックしています。「あそこの店で初動がこれだけあれば、いける」「1日でこれだけいったら、大丈夫だ」と自分なりに設定したチェックポイントクリアしたら、すぐに生産増、販路拡大に踏み切ります。

そうすると、口コミで新商品のよさが広がったときには、多くの店舗に行き渡っている状態になり、一気に火がつきます。売れるか売れないか分からない新商品をヒットさせます。

なかなか成果を上げられないでいる人は、新商品が販売されても、様子見をします。

売り上げデータをチェックすると、いけそうな反応があるにもかかわらず、「一部では初動がよくても、全体を見ないと、何とも言えない」と、慎重さを崩しません。

そのうちに口コミが広がっていきますが、「欲しい」と思った消費者がお店に行ったときには、残念ながら在庫がない状態です。「ないなら、別に買わなくてもいいや」と、興味をなくしてしまいます。

せっかくヒットしそうになったのに、皮肉なことに自らその火を消しています。

持っているデータは、同じ。ただし、その読み方、分析は、まったく異なります。

コンスタントに成果を上げる人は自分なりのチェックポイントを持っていて、なかなか成果を上げられないでいる人には、それがなかった……。この違いが、大きな差を生みます。