取り組んできたことがうまくいったとき、人は無性に喜びます。うれしさが爆発して、飛び上がる人もいるかもしれません。
その喜びは、自分自身の素直な感情の表れ――。うれしいとき、楽しいときは、その感情を遠慮なく発露すべきです。
「大人げない」あるいは「子どもっぽい」という批判はどちらもナンセンス。ムリに押し殺したりすると、かえって感情のコントロールができなくなってしまいます。
反対に、取り組んできたことがうまくいかなかったとき、人は悔しがりします。なかには、泣き叫ぶ人もいるかもしれません。
その悔しさも、自分自身の素直な感情の表れです。悔しいとき、悲しいときも、その感情を自然に発露すべきです。
「大人げない」あるいは「子どもっぽい」という批判は、どちらも意味を成しません。
ムリに押し殺したりすると、感情そのものが自分の中から消えかねません。何も感じない、何も反応しない人になってしまいます。
うれしいときは、素直に喜ぶ。悔しいときは、素直に泣き叫ぶ。どちらの場合であっても、素直に感情を発露すべきです。
とは言え、うれしいときは素直になりやすいですが、悔しいときはガマンしたり、平静を装ったりしがちです。
悔しさをそのまま露にすると、うまくいかなかったことを認めることになり、ミジメになるから……。
その気持ちは分からないでもありませんが、悔しいのに「こんなのはどうってことない」と強がっているのですから、自分自身にウソをついていることになります。
悔しさを認められない人におススメしたいのが、自分自身に「いいね!」を押すこと。FACEBOOKの「いいね!」ボタンを自分自身にも適用します。
念のために言いますが、うまくいかなかったことが「いい」のではありません。
結果は出なくても一生懸命取り組んだことに対して、「いいね!」と言うだけのこと。
自分自身に「いいね!」を押すのは、うまくいかなかった事実を認めるより抵抗は少ないはずです。
この「いいね!」をすんなり押せるようになると、感情を自然に発露できるようになります。
うまくいかなかったとしても悔しい感情を発露して、それをバネにして「次こそはうまくやろう」と切り替えられるようになるものです。