人間が先天的に持って生まれたもの――。誰もが持っているにもかかわらず、残念ながら覚醒できる人もいれば、そうでない人もいます。
どちらがいいのかと言われれば、もちろん、前者。おそらくあなたがすでに覚醒させていたとしても、なんら不思議ではないです。
それが何かと言うと、「レベルアップしたい」という欲求。ある1つのものごとを一生懸命やっていったら、どんなに時間がかかったとしても、ひととおりできるようになります。
それは、誰でも同じ。日常生活に支障がないくらいにできるようになれば、それ以上は上達しなくていいのかと言うと、もちろん、そんなことはありません。
「もっとうまくなりたい」「もっとできるようになりたい」……
自然にそう思うようになります。それは、「レベルアップしたい」という欲求が覚醒したから……。この欲求は、本来、止めることはできません。
その欲求が湧き起こったときに、自分でも「なぜこれほどやろうとするのだろう?」という疑問を持つこともあるかもしれません。その答えは、本能だから……。先天的に持っているのですから、ムリに止めないほうがいいです。
たとえなんのトクにもメリットにもならないとしても、トコトン突き進んでいくべきです。「もっとうまくなりたい」「もっとできるようになりたい」という欲求は誰もが持ち続けられるものではないのですから……。
誰もがこの欲求を先天的に持っているのに、「時間がない(お金がかかる/役に立たない)」という理由からやめてしまう人がたくさんいます。
確かにそれらはもっともらしい理由で、止めたとしても誰に何を言われる筋合いはありません。
実際に、止めてしまう人は少なからずいます。その人はトクやメリットを優先して、レベルアップしたい欲求をムリやり封じ込めてしまいましたが、のちに代償を払うことになります。
それは、成長を止めてしまうこと。長期的には、成長しなかった分、多大なソンやデメリットを被ることになります。
「レベルアップしたい」という欲求は、成長意欲。その本能に忠実に従った人は、目先のトクやメリットを得られなくても、長期的には成長によって多くのことを手にして、補って余りあります。「レベルアップしたい」という欲求が覚醒したときは、自然に従ったほうが、結果的にはトクやメリットを得られるものです。