2017.4.28.

行動は理論に勝る、、、

「このビジネスモデルを採用すると、売り上げが急上昇します」「最新の方法を導入すれば、一段と成果は上がります」「こういう仕組みでやれば、今よりもっと多くの顧客を獲得できます」……

ビジネスモデルや方法、仕組みというものは、あくまでも理論です。ときとしてそれは、机上の空論になりかねません。

 そのビジネスモデルや方法、仕組みを採用することで、「業績がよくなった」とか「多大な成果を上げた」というケースは、おそらく事実です。すべてが机上の空論と言うわけではなく、成功例も確かに存在します。

ただ、その理論をこれから採用したとして、100%うまくいくかどうかは、また別の話です。成功することもあるし、大失敗に終わることもあり得ます。

少なくとも言えるのは、100%の成功(失敗)はないことです。理論を確率でとらえるのは、ムリがあります。

私は何も「理論など当てにならない」「理論がよくない」と言っているのではありません。
何より理論は頼りになるものです。

理論とは、思考の積み重ねです。先人やたくさんの人の思考をもとにつくられたものですから、範とすべきところ、参考にすべきことがたくさんあります。

同時に、それは過去の積み重ねです。過去に考えられたこと、うまくいったことがベースになっているので、これからやろうとすることに当てはまるとは限りません。当てはまるところもあるし、通用しないところもある。それが、理論の持つ別の一面です。

「このビジネスモデル(方法・仕組み)でうまくいく」
そういう理論が、あるときあるところで奏功したのは事実です。とは言え、その理論をこれから採用してうまくいくかどうかは、誰にも分かりません、それこそ「やってみる」しかないのです。

うまくいくかどうかは、ビジネスモデルや方法、仕組みの「よし悪し」によるのではありません。行動するかどうか、もっと言えば、いい行動をするかどうかにかかっています。

昨日の理論より今日の行動。それが、ものごとの成否を大きく左右します。

理論に走るのは悪いことではありませんが、行動不足を誘発します。行動は、いつでも理論に勝ります。ものごとがうまくいくように導けるのは、行動だけです。

(朝の独り言☆)
今日は、7月8日の講演に向けてのチームミーティングをしました。新しいチームのミーティングですが、とても建設的なもので充実した時間でした。楽しみにしていて下さい。