2017.4.11.

言いにくいことこそハッキリ言う・・・

「こんなことを言ったら、怒られるかなぁ」「これを言ったら、気にするかなぁ」「本当のことを言ったら、泣いちゃうかも」……
言いたいことがあるのに、相手の機嫌を損ねたくない、あるいは相手を傷つけたくないばかりに、なかなか言い出せずにいる……。特に仲のいい相手や自分より立場が上の人には、言い出すことができないものです。

「言って関係がこじれるくらいなら、自分がガマンするほうがまだいい……」

 そう思っている人は少なくありません。ガマンと言えば聞こえはいいですが、実態はストレスです。相手の機嫌を損ねない、あるいは相手を傷つけない代わりに、自分がストレスをためてしまっています。これでは本末転倒です。

 言いたいことがあるなら、ハッキリ言うべきです。言いにくいことでも相手に伝えていくしかありません。もちろん、言い方は工夫すべきです。

 誤解している人が多いですが、「ハッキリ言う」と「ストレートに言う」は違います。ハッキリ言おうとするあまり、ストレートに言ってしまい、相手を怒らせたり傷つけたりする人は少なくありません。

 どんな人でも、本人にとって都合が悪いことはストレートには言われたくないものです。ストレートに言うのは、相手に配慮に欠けます。これは慎むべきです。

 ハッキリ言うのは、自分が「こうしたい」「このほうがいい」「こうあるべきだ」と思っていることを相手に伝えることです。奥歯にものが挟まっていたり回りくどい言い方をしたりしません。「こうしたい」とは言いますが、相手に対する配慮を忘れずにいます。

 たとえば、会議中に部長が1人でしゃべってしまい、アイデアを披露したい若手がまったく発言できないでいるとき。「部長、しゃべりすぎですよ」では、ストレートに言いすぎです。それでも、こんなふうに言うと、部長も納得して発言を控えてくれます。

「部長、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございます。ここにいる若手が新規事業のアイデアを考えてくれました。せっかくですから、部長の忌憚ないご意見を拝聴できればと思います。彼らだけでなく、みんなの参考になります。いかがでしょうか」

 そう言われたら、部長も話をやめて、若手のアイデアを真剣に聞くようになります。怒ることも気分を害することもありません。
言いにくいことこそハッキリ言うべきです。ただし、相手への配慮を忘れずに……。

(朝の独り言☆)
今日は、開業以来はじめて、地元の他の医院の食事会に参加しました。澤泉さんが、一年間勉強会をやると言うことで、急遽、誘われての参加です。
先生もスタッフも感じ良く、楽しい時間でした。なんと四月生まれのスタッフとのサプライズ誕生日ケーキも!突然の参加にも関わらず、感謝です。