2019.1.4.

言葉はココロの鏡になる、、、

「これくらいでいい」「別にどうでもいいよ」……

もし今日のあなたがこのようないいかげんで中途半端な言葉を使ったとしたら、危険なシグナルを自ら発しているのかもしれません。こんなことを言っても、あなた自身、身に覚えがないようですが……。

日常的に使っている言葉には、どれも意味がついています。気温が高いときには「暑い」と言います。気温35度以上の日に「寒い」と言う人はいません。

猛暑日には、当たり前ですが「暑い」という言葉が使われます。もし本当に「寒い」と言う人がいたら、余程のへそ曲がりか体調に異変を来している人になります。暑い日に「寒い」と言うのは、やはり問題があることなのです。

言葉は、自分自身の考えや思いを表現するものです。自分自身を表現するのに、言葉ほど便利で都合がいいものはほかにありません。

言葉は、自分自身の鏡。そこに映し出されたものを見て、相手も「この人はこんなことを考えている/やろうとしている」と理解します。あなた自身も言葉という鏡を通じて、相手を理解します。こうして言葉によるコミュニケーションが成立します。

言葉は鏡だから、やさしく正しく丁寧に扱わなければなりません。「これくらいでいい」「どうでもいいよ」などと言っていたら、その鏡にはいいかげんなあなた自身が映ります。それを見て、ガッカリする人、眉をひそめる人もいそうです。

あなた自身が「いいかげんな人」と認知されると思ったほうがいいです。たとえそうなったとしても、自業自得。それは、言葉を通じて、あなたのいいかげんな面が出たことです。そのいいかげんさは、紛れもなくあなたの一部。

もしあなたが几帳面で真摯な人なら、いいかげんな言葉を使いません。「いいあんばいです」「お任せします」という丁寧な言葉を使うことで、相手からもそのような人物として見なされます。

言葉には、自分自身が如実に表れます。使っているその言葉は、自分そのもの。

どんな言葉を使おうとも、その人の自由。その人の責任。

このことをきちんと理解している人は、いつでもどこでもどんなときでも、やさしく正しく丁寧な言葉を使います。理解していない人は、いいかげんで不愉快・不快な言葉を使い続けることになります。