2021.3.29.

言葉を行動の源泉にする、、、

人間の行動の源泉となるものは、いくつもあります。その代表が、お金や欲。
「もっと稼ぎたい」「いい暮らしをしたい」「あれが欲しい」……
 多くの人にとって、お金や欲が行動を駆り立てます。それ自体は悪いことではなく、否定すべきではありません。
 だからと言って「いい」とも言いにくいです。別に倫理的な面から言っているのではありません。
それらは確かに行動の大きな源泉になり得ますが、意外に持続期間が短いものです。最終的には、行動そのものを消滅させてしまう可能性があります。
お金や欲は求めれば求めるほど、得るのが難しくなります。行動へと駆り立てる力は大きいですが、実現性を担保してくれるわけではありません。
うまくいかないと、「やっぱりダメだ」「もうムリだ」と引き下がったり頓挫したりしがちです。
そこから立ち上がるには、以前よりもはるかに大きな力を必要とします。一部の強欲な人以外は持続期間が短いゆえんです。
行動の源泉はほかにもありますが、その中でも最強と言えるのが、「言葉」です。
言葉こそが人間を長期にわたって行動に駆り立ててくれるものです。なおかつ人間を変えるほどの力強さを持っています。
念のために言いますが、言葉を行動の源泉にしたとしても、実現がカンタンになるわけではありません。
実現する難易度は同じですが、持続期間においては雲泥の差があります。しかもどんなに困難な状況に直面しても、実現するまで勝手に消えたりせずに残り続けます。
うまくいかないときは、「大丈夫。うまくいくよ」と、自分自身を励ますこともできます。あまりにつらくて、つい引き下がろうとする自分自身を「この経験はあとで必ず活きる」と、引き止めてもくれます。
仮に失敗したとしても、「やったことはムダにならない」「次に頑張ればいい」と、自分自身を奮い立たせることができます。落ち込みがちな自分自身に再び行動を促してくれます。
言葉は、無尽蔵。半永久的にいくらでも自分自身に使うことも、かけることもできます。どんな状況にも対応可能。
言葉ほど行動の源泉になるものはほかにない――。そう言っても、いいくらいです。