2021.3.29.

身につけたものを活かしていく、、、

どんな知識やスキルも、先天的に身につけているものなど1つもありません。見過ごしている人は多いですが、それらはすべて自分自身が後天的に身につけたものです。
 ジャンルがなんであれ、練習や訓練を積んでいったから、知識やスキルが身についたのは、間違いありません。あなたが身につけた知識やスキルは、すべて自分自身の努力の賜物。このことはもっと誇っていいことであり、認識しておくべきことです。
 その身につけた知識やスキルがどれだけあるかは、まさに人それぞれ。習熟度も、人によって異なります。
 身につけるものは、多いほうがいいに決まっています。とは言え、身につけるだけでは、もったいなさすぎます。せっかく身につけた知識やスキルは、活かしてこそ。
 身につけたのに、活かすことができなければ、宝の持ち腐れ。ビジネスで言えば、大量の在庫を抱えている状態です。
在庫がなければ、「売るものがない」のと同じですから、一定程度は持っているべきです。それは、知識やスキルも同様。
もっとも、在庫は頻繁に回転させる必要があります。在庫をさばいて、それを売ったお金でより多くを仕入れて、また売っていく――。
こういうサイクルに入れば、ビジネスはドンドン拡大していきます。知識・スキルにも、このことは当てはまります。
人生における在庫の回転は、得た知識・スキルを活かして、さらに新しいものを身につけていくこと。身につけたものを活かせば、自分自身の能力がアップします。
自分自身の能力がアップすると、以前よりも多くの知識・スキルを獲得する余地が生まれます。
しかもより難しい、なおかつ新しい知識・スキルを身につけられるようになります。これらを活かしていくと、ドンドン能力がアップしていきます。
身につけただけでは、不十分。身につけたものを活かしていくから、能力がアップしていきます。
知識やスキルを身につけただけで満足してしまう人が少なからずいますが、その人は本当の意味で能力をアップさせてはいません。
ビジネスに当てはめれば、それは在庫を大量に抱えているのと同じ。いずれ資金繰りも厳しくなって、破綻しかねません。
知識やスキルは、身につけることがゴールではありません。身につけたものを活かして自分自身の能力をアップさせることが、ゴールであるべきです。