「何を考えているのかな？」「何が言いたいのだろう？」「何をしたいのかな？」……
こんなふうに思ったり、反対に思われたりしたことは誰にでもあるはずです。相手に分かってもらえないのは、たんにこちらの考えや発言、行動が明確でないから……。決して相手に理解能力がないからではありません。
自分自身が考えていること、言おうとしていること、しようとしていることが明確でなければ、何も伝わらないし、理解してもらうことも不可能です。
伝えるスキルを磨くより、考えや発言、行動を明確にすること。これが自分自身の考えや発言、行動が相手に伝わり、理解してもらうためのスタートラインです。
明確とは、考えや発言、行動に１点の曇りもないほどハッキリしていること。誰が見ても聞いても誤解も間違いもないほど具体的で、かつ整理されていることです。
「こういうのがいいな」「こんなことを言おう」「こういうことをやろう」……
自分の中に考えていること、言おうとしていること、しようとしていることがあるとしても、最初は「生煮え」です。これは、誰でも同じ。
考えや発言、行動が相手に理解されない人は、生煮え状態にあるから。明確化する以前の状態にありますが、そこから相手に理解されるまでに持っていくのは難しいことではありません。
まずは具体化し整理していきますが、必要なのはたった３つ。それは、目的とゴールとやり抜く意志。この３つが揃うと、少しずつ考えや発言、行動が明確になっていきます。
逆に言うと、考えや発言、行動が相手に理解されない人は、目的、ゴール、やり抜く意志のいずれか、もしくは全部が欠けているからでもあります。
具体化と整理を重ねていくことで、「私が考えて（言って／して）いるのはこういうことです」と、考えや発言、行動が明確になっていきます。自分の中でも具体的に整理されたという確信が持てれば、誰が見ても聞いても誤解も間違いもなくなります。
どんなにいい考えがあったり、いいことを言ったり行動したりしても、相手に理解してもらえなければ、実現に向けて加速していきません。考えや発言、行動が明確に
なり、相手に理解されるからこそ、実現するように応援してもらえます。
あなたは今日、考えや発言、行動を明確にしましたか。誰に言っても誤解や間違いはありませんでしたか？
