「やっと部下が育って指示なしで行動できるようになったな。これで私も少しラクになるかな」……
手塩にかけて育ててきた部下が一人前になったとしたら、ご同慶の至りです。あなたのこれまでの苦労は、確実に実を結びつつあります。
とは言え、部下が育ってきたことと、あなたがラクになることは、まったく別の話です。これからあなたがラクになる必要はありません。いいえ、むしろラクになったら、ダメです。
こう言うと、「厳しすぎる」と感じる人がいそうです。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。
私は当たり前のことを言っているだけです。ラクとは、自ら進んでなるものではないのですから……。
ラクになるのは、あなた以外の誰かです。あなたが何かをしたことで、その人がこれまでより便利になったり快適になったりして、「ものすごくラクになった」と感じてもらえればいいのです。
つまり、自分以外の誰かがラクになる――。それが、ラクの本質です。
部下が一人前になったからと言って、あなたが「ラクになる」必然性はまったくありません。あなた自身はこれまでより高い次元のことに取り組んだり、新しいことにチャレンンジしたりするべきです。
「部下が育ったから」と言って、本当にラクをしてしまったら、あなた自身が退化していきます。ラクをした途端に、取り返しがつかないことになります。そのことはハッキリ認識すべきです。
部下が育ったおかげで時間的に余裕ができたなら、クライアントやお客様のためになることをしていきます。
あなたには、お世話になった人がラクになるようにする義務があります。そう考えれば、「ラクをしよう」などと言っていられなくなります。
ラクになるのは、来世でいくらでもできます。この世に生を受けている限り、あなたにはラクになっているヒマは、まったくありません。
あなたは今日、誰かのためになることをしてしましたか。お世話になっている人をラクにしましたか?
(朝の独り言⭐︎)
今日は、税理士さんと打ち合わせの後、診療、介護認定審査会の資料を確認しました。毎日、たくさんの患者さんが来院してくださり、感謝です!朝のテレビから!シェアします(^ν^)