できる人と、できない人――。両者の差がどこにあるのかと言うと、おそらく聞いた人のほとんどが思わず「エッ!」とビックリするようなところにあります。
あらかじめ言っておくと、その差は先天的なことではありません。能力的なもの、頭のよさやIQでもないです。できる人とできない人を分けるものとは、「誰でもできること」への取り組み方です。
誰でもできることとは、勉強で言えば、読み書きソロバン。仕事で言えば、コミュニケーションやルーティンの作業。スポーツなら、初歩的な練習やトレーニング。
こうしたいわゆる「基礎」に当たるものは、誰もができて当たり前です。それができないと、うまくもならないし、できるようにもなりません。
それらの多くはマニュアルらしきものができていて、そのとおりにやれば誰でもできます。
またそれをトコトンやることが、上達につながっていきますが、多くの人はおろそかにしてしまいます。「誰でもできる」から、本腰を入れようともしません。
「こんなカンタンなことは真剣にやるまでもない」と思っているから、自分自身がやらなければならないとしたら、いいかげんにやったり手抜きをしたりします。思い当たるフシのある人がいるかもしれません。
その結果はと言うと、できない人になるコースを一直線。本人もまさかそうなるとは思わず、いつまで経っても自分ができない原因をつかめずにいます。
一方、できる人は、その「誰でもできること」をトコトンやっていきます。飽きることなく、何回も繰り返します。その結果、10000回やれば10000回ともうまくできるほどのスキルとして身につけていきます。
誰でもできることを毎回ほぼ100%の確率で再現できるようになると、残るのは応用だけです。これは基礎が身についていれば、経験を積むに従ってムリなくできるようになります。場数を踏むごとにドンドンできる人へと変わっていきます。
このように見ていくと、できる人とできない人の差は、誰でもできることへの対処法にあることが分かります。それ以外に「ない」と言ってもいいくらいです。
逆説的ですが、「誰でもできること」は、あらゆる人ができるわけではありません。できる人だけが、誰でもできることをトコトン突き詰めています。誰でもできることをおろそかにしないのが、「できる人」です。
(朝の独り言☆)
オミクロン株が世界中で確認されてきています。すでに日本でも確認されていますが、これから年末にかけ、拡大しなければよいと心配になります。しかし、私たちのすべきことは従来と変わらないわけですから、気を緩すことなく粛々とやっていくしかありません。そんな不安な状況ですが、現時点では かなり感染も抑制されていることもあり、来週のクリスマスイベントは、増席して行うことになりました。今の時期、色々な方とリアルにお会いできることが本当に嬉しく思います。