スポーツや勝負ごとでよく言われるのが、「負けて強くなる」です。これは、ビジネスにも当てはまることです。
負けることは、誰でもイヤなものです。負けたくないから一生懸命練習して、強くなろうとします。
ビジネスでの負けは、失敗やうまくいかないことに相当します。失敗したくないから、必死に行動して成功しようとします。
負けることは、「あってほしくない」ことです。誰にとっても、「ない」ほうがいいに決まっています。
それでも負けることで、気づくことがあります。自分自身の考え方、やり方、あり方にどこかスキがあることは、負けて分かることです。
勝ったときにも、そうした自分の弱点に気づくことはあります。往々にして勝ったときは、気分がハイになっていて、「よかった、よかった」と、水に流してしまいがちです。結果として、露呈しつつある自分の弱点が修正されないままです。
当然のことながら、その弱点を抱えたままでは、勝ち続けることはできません。実際に負けたときに、「ここが弱点だ」と痛感させられます。
目を背けていた自分の問題点に否応なしに向き合うことになります。
負けたときは、その自分の弱点を克服するチャンスです。それまでに放置していたことに向き合うときが来たと言えます。
この機会に自分の弱点を克服した人は、強くなっていきます。それまでの何倍、何十倍も強くなります。
反対に、相変わらず放置してしまう人は、強くなることはありません。むしろもっと弱くなっていきます。
ビジネスでも、同じです。失敗したときが、それまでの自分の弱点を克服する機会になります。
この機会に自分の弱点を克服した人は、仕事でもうまくいくようになります。さらに努力を続けていけば、それまでの何倍、何十倍とうまくいくようになって、大成功を収めることもあります。
人は、負けて強くなるものです。これは、逆説的真実です。
(朝の独り言☆)
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