2020.8.26.

躊躇せずに断行する、、、

この世のすべてのものは、時々刻々と変わっています。昨日と今日は同じように見えても、1つの線につながっているわけでもなく、まったく別の1日。
極端なことを言うと、たった1日で180度ガラリと変わってしまって、「まったく違う世界に生きている」かのように感じることもあります。そのことに気づかず「何も変わっていない」と思ってしまうのは、もしかしたら人間だけかもしれません。
 あらゆることが変わる以上、1度決めたやり方や方針を変えるとしても、ある意味では当然のことです。それは、変化に対応する意味でも必要なこと。
「変更」は、躊躇すべきことでも恥ずべきことでもなんでもありません。また変更したことに対して「見通しが甘かった」とか「きちんと予測しなかったからだ」と関係者が責めるのは、あまりにも酷です。
 もし見通しや予測以上に変化が速いのだとしたら、一種の想定外。それは誰にもあり得ることなので、責めるのは筋違い。見通しや予測を外した人を責めることで、溜飲を下げているだけの愚かな人です。
 いつなんどきども、またどんな状況でも起こり得るもの――。それが、変更です。せざるを得ない状況になったら、躊躇せずに断行すべきです。
 とは言え、条件があります。それは、次の2つ。
1つが、することが多くの人のためになる。変更は、時々刻々と変わる状況に対応するために行うものです。それは自分自身のみならず、かかわる人すべてにとってプラスになるものでなければなりません。
 もし自分だけにプラスになって、かかわっているほかの人にマイナスになるようなことがあるなら、変更すべきではありません。そのときはほかの人が羽交い絞めにして変更を阻止するはずですから、信用失墜を招くことになります。そうなったら、一種の自業自得です。
 もう1つが、一気にやる。状況が時々刻々と変わるからと言って、見極めようとしたり小出しにしたりしていては、対応できなくなります。
悪化する状況に飲み込まれて、なす術がなくなります。するなら一気に、かつ大胆に行います。
 あなたは今日、何かを変更しましたか。かかわるすべての人のために、何かを一気に、かつ大胆に変えましたか?