2017.2.8.

身につけるまで何度もやる・・・

すべての学びには、即効性はありません。見たり聞いたり体験したりしたとしても、次の瞬間に完全に理解できたり身についたりすることはないです。

「私はすぐに理解するし、身につけられる」
もしそう豪語する人がいたとしたら、その人はカン違いしています。理解したつもり、身につけたつもりになっているだけです。
学びは、何度も何度も繰り返して覚えるものです。1度や2度体験したくらいでは、身につきません。

それで身につけたつもりになってしまう人は、たくさんいます。自分が何かを習得して、「できる人」になったと錯覚します。
残念ながら、実践の場に出ると、それが付け焼き刃だったことが判明します。こういう人は、自分の学びが足りないことを棚に上げがちです。

「あの内容はまったく役に立たない」……
学びの中身に文句を言って、責任転嫁します。「もうコリゴリ」と、学びそのものをやめてしまいます。

この人が、「学びにタイムラグがある」と知っていたら、完全に身につくまで何度も何度も繰り返していたはずです。いいえ、完全に身につけたとしてもなお、繰り返していくはずです。身につけたものをさらに深めていくために……。

すべての学びを身につける最大にして最強の方法が、繰り返すことです。繰り返しに勝るものは、ほかにありません。

繰り返しとは、単調とかワンパターン、あるいはマンネリということではないです。深めていく、もしくは掘り下げていくことです。
学びを繰り返すのは、同じことを何度もやっているのではありません。同じことをやる度に深めて(掘り下げて)いっています。

それが、繰り返すことで学びが身につくゆえんです。繰り返すことでしか、学びを身につけることはできません。

あなたは今日、どんな学びを繰り返しましたか。きちんと深めたり掘り下げたりできましたか?

(朝の独り言☆)
今日は、本をご紹介します。「笑ってごらん」(文芸社)白水さんの書かれた本です。推薦文を書かせて頂いています。この本、原稿の段階から見せてもらっており、白水さんの書かれた52筆字の言葉には、解説が書かれています。読まれると きっと心が軽くなり、自然と笑顔になりますよ。私も病院の待合室に3冊置かせて頂いていますが、患者様からも喜ばれています。是非、お勧めしたい一冊です。