2019.7.31.

近道には、落とし穴がある、、、

「行かないほうがいい」と思いながらも、ついつい利用してしまうもの……。それが、「近道」です。

近道を行くほうが、目的地に早くたどり着きます。そのため急いでいるときは、そちらを利用しようとします。

それを利用しようとする気持ちは、分からないでもないです。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

気づいていない人もいますが、近道とは、実際にはないものです。「ある」と思っている人がいるだけです。

「こっちを行くほうが早い……」
そう思った人が、その早くたどり着くコースを近道だと思っているにすぎません。あなただけの可能性もあるし、ほかにも思っている人がいても不思議はないです。

1回 通ってみたら、たまたま早くたどり着けるから、あなたをはじめとする何人かが、近道だと勝手に認定してしまっています。

もちろん、正規のコースではありません。非正規のコースであり、一種のけもの道。

そこを日常的に利用しようとすると、思わぬ事態に発展しかねません。落とし穴があったり、突然、行き止まりになっていたりします。

非正規のコースだから、メンテナンスする人もいないし、本来危険な目に遭ってもおかしくないです。

もし何らかのトラブルに遭遇したら、誰も助けに来なかったり、引き返すこともできなかったりします。

そうなれば、早くたどり着くことなど不可能。大幅に遅れてしまったら、なんのために近道を行こうとしたのか分からなくなります。

近道とは、横着するココロが生み出したもの……。そこを行こうとするのは、自分がラクをしたいからです。

そのココロが、まさに落とし穴。そこを行こうとすれば、何が起こるか分からないという危険性が常につきまといます。

それでも行こうとするのなら、それは本人の自由。誰も止めようとする人は、いません。