2019.2.8.

速さを「身上」にする、、、

ビジネスのスピードは速まりこそすれ、遅くなることは決してありません。好むと好まざるとにかかわらず、「速さ」は、成果に直結します。

決断も行動も、そして結果を出すことも、「速さ」が求められます。そのことに「いい/悪い」を言っても、何も始まりません。

速く考える。速く決断する。速く取りかかる。速く結果を出す……。ビジネスのサイクルが速くなっている以上、それに合わせるしかありません。

ビジネスのあらゆる現場で、「速く、速く」を合言葉にする――。それくらいの気持ちと覚悟がなければ、乗り切っていけないのが現実です。

確かに気忙しいし、ゆっくりしているヒマもなくなります。慌ただしさに息が詰まることもあります。
「もっとゆっくりしていたいよ」……

そうコボす人の気持ちも理解できます。そんな人には、こう言ってみます。

「ゆっくりしたいんですよね。だったら、速くやればいいではありませんか?」

速くやることのメリットは、たくさんあります。それは、あなたも理解しているはずです。

その1つが、先手を打てること。誰よりも先に動けば、商機/勝機を得ることができます。先行者メリットを手にすることも可能です。

また軌道修正も容易になります。速く動けば、状況がそれだけ早く明らかになります。仮にうまくいかなくても、そこで原因を分析し対策を打てば、挽回しやすくなります。

最後に、結果が出るのも速い。1秒でも速く動けば、その分だけ結果が出るのも早まります。

何年もかけて取り組む長期のプロジェクトならなおのこと、速く決断し速く行動に移せば、結果も速く出るようになります。「よし、大丈夫だ」と確信できるのも、また軌道に乗せることも速くなっていきます。

ビジネスでは、「速さ」が身上です。速く取り組んで結果を出せば、そのあとは何をするのも自由。

ゆっくりしたい人は、終わってからそうすればいいだけです。逆説的ですが、ゆっくりしたいのなら、より速く行動すべきです。