「うらやましい。あの人は本当に運がいいね」「かわいそうに。この人は運がまったくないねぇ」……
世の中には、運がいい人と、そうでない人がいます。不思議なことですが、これは事実です。
運がいい人と、そうでない人――。そこには、明快な違いがあります。
両者の違いは、生まれつきのものではありません。確実に言えますが、運のいい・悪いは後天的なものです。
そうは言っても、能力やお金、人脈があれば、「運がいい」「運がよくなる」わけでもありません。それらと運の相関関係はゼロではないですが、極めて薄いと言えます。
運がいい人は、どこかに行ってたまたま拾ったわけではありません。運が勝手についたわけでもないです。
なぜ運がよくなったのかと言えば、要因はただ1つ。それは、行動したからです。
運がいい人は、行動する人――。シンプルに言えば、そういうことになります。それ以外の要因はないわけではないですが、行動がすべてです。
分かりやすい例で言えば、宝くじを買った人と買わない人。宝くじ売り場を前にして、買おうかどうか迷っている人が2人いるとします。
次に買う人が実は一等に当たることになっていたとしても、2人はそのことを知りません。さんざん迷った挙げ句、片方は「どうせ当たらない」と思って、その場を立ち去ります。
もう片方は、「たまにはやってみるか」と思って、購入します。この場合、運がいいのは、もちろん、後者です。
両者の違いは、ただ宝くじを買ったか買わないかだけです。それは、行動したかしなかったかの差でもあります。
一等に当たった人は、最初から運がよかったのではありません。宝くじを買うという行動をしたから、一等に当たったのです。つまり、行動をしたら、たまたま一等に当たったというそれだけのことです。
これだけは言えます。運は、行動する人の味方をします。
行動しない限り、運がよくなることはありません。こと運に関しては、行動は能力やお金、人脈に勝ります
(朝の独り言☆)
「速読脳」が、ゆほびかから16日発売されます。CD付きです。先日、以前発売したこの本で、資格試験に短期勉強で合格したお礼のメールが来ました。第2弾は、さらに楽しみにしていて下さい。