2022.9.28.

過度な期待を持たない、、、

過度な期待を持たない、、、

「『なった』ことがない人は、1人もいません。それはなんでしょう?」

 いきなりなぞなぞみたいに問いかけられたら、面食らう人が多そうです。「病気」と答える人もいれば、「ワガママ」と笑いながら言う人もいるかもしれません。

 どんな面白い答えが出てくるのか興味は尽きませんが、ここで取り上げたいのは「憂鬱」です。こう言うと、「確かに……」と、納得してくれる人がほとんどでしょうか。

 程度の差こそあれ、誰もが憂鬱になります。「天気が悪い」といった、自分ではどうすることもできないことから、間近に迫った試験や寒いフトコロ事情、あるいは鬼のような上司との面談まで、憂鬱にさせるものは事欠きません。「世の中は、憂鬱にさせるものであふれている」と言っても、ピント外れでもなさそうです。

 おそらく憂鬱にさせるものは、1人1人異なります。天気が悪くて憂鬱になる人もいれば、人間関係の複雑さに直面してブルーな気持ちになってしまう人もいます。

憂鬱になるのは、そのモノやコト、ヒトが「自分の都合のいいようになってほしい」という思いがあるから。逆説的ですが、「こうなってほしい」という期待があるから、思うような結果が得られそうにないと、憂鬱になってしまいます。

天気が悪くて憂鬱になるのは、「快晴になってほしい」と思っているのに、予想が雨だから。試験が迫って憂鬱になるのは、「高得点をとりたい」にもかかわらず、勉強がうまくいっていないから。上司との面談が憂鬱なのは、一生懸命仕事をしているのに目に見えた成果が出せずにいて、「もっとしっかりやれ」とゲキを飛ばされそうだから……。

こう言うと、思い当たるフシがある人がたくさんいそうです。

「こうあってほしい」という期待を持っているのに、そうなりそうもないから気分が落ち込んでしまう……。それが、憂鬱です。

正体が分かったところで、ならない方法をお教えします。それは、2つ。1つは、過度な期待を持たないこと。もう1つは、結果がどうなるか分からなくても、自分にできる最大限のことをすること。

この2つを自然にできるようになると、憂鬱になることが少なくなります。「自家薬籠中のもの」にできれば、いつしか憂鬱とは無縁の日々を送っているはずです。

 あなたは今日、ブルーな気分になっていませんでしたか。過度な期待を持たずに、自分ができる最大限のことをしていましたか?

(朝の独り言☆)
皆さんは、『速聴』学習というのをご存じでしょうか。
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