2021.3.31.

選択がよかったかどうかは、あとで分かる、、、

いついかなる瞬間にも、何をするのか、どうしていくのかという選択を誰もが求められています。それが、人生――。

その選択は、自分自身でするもの。誰かに命令されたり強制されたりするものではありません。人生とは、自分自身の選択で切り開いていくものです。

1つの選択が人生を変えてしまうことは、十分にあり得ることです。実際にそういう経験をした人はたくさんいるはずです。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

「この選択が今後の人生を左右する」……

そういう局面にあるときは、選択に慎重になりがちです。「失敗したくない」「ソンしたくない」「コケたくない」という思いがあると、少しでも選択しやすいようにじっくり何かを調べることに時間をかけようとします。

意外に思う人もいそうですが、これはあまり意味がないことです。ほとんどの場合、先送りと同じ。

何もいいことがないし、かえって状況が悪化しかねません。むしろますます選択しにくい状況に陥ります。

「エイヤー!」と即決すべきとは言いませんが、なるべく時間をかけずに自分自身でしっかり選択していくべきです。

1つの選択が人生を左右することはあり得ますが、だからと言って、取り返しがつかないところにまではいかないものです。

道に迷ったら元にいた場所まで引き返すように、「これは失敗したな……」と思ったら、気づいた瞬間にリカバリーかつ挽回するような新たな選択をすればいいだけです。

いつでもどこでもどんなときでも可能。うまくいかなかったら、別のものにする――。

臨機応変にできるのが、選択のよさでもあります。うまくいかなかったときに「運命」だと思ってあきらめてしまうのは、たんなる言い訳です。

多くの選択は、した瞬間には結果がどうなるかまで分かりません。よかったかどうかは「あとにならなければ分からない」という悩ましいところもあります。

だからと言って、必要以上に悩んだり選択自体を放棄したりするのは、人生をないがしろにすること。

うまくいかなかったら、あとで別の選択をする……。それを繰り返していって、少しでも選択がうまくなるように持っていくしかありません。

選択に悩んだりそれを放棄したりしている限り、人生がいい方向に向かうことはないものです。選択上手は、実は人生をうまく進めていく秘訣でもあります。