「まだやっているよ」「ホントによくやるよ」「好きだねぇ」……
同じことを飽きずにずっとやり続けること。それを「ワンパターン」と言います。
ワンパターンを貫いていると、芸がないとか進歩がないと思われることもありますが、はなはだしい誤解です。同じことをしているから、「それしかできないから」「ほかにやることがないから」とネガティブな見方をされがちです。
そういうとらえ方をするのは自由ですが、それは自分自身の未熟さを露呈しているだけです。
ワンパターンは、マンネリではありません。「それしかできない」とも違います。同じことをやり続けていれば、どんなにペースが遅くともうまくなるし、できるようになります。
同じことをやり続けるのは、1つのことを極めていくことです。ワンパターンとは、極めることにほかなりません。
はたからは「それしかできない」ように見えますが、ほかのこともいろいろできるのに、「それしかやらない」だけです。「同じことをやっている」ように見えるかもしれませんが、「前と変わらないように見せている」にすぎません。
1つのことを極めようとしているのですから、うまくなるに決まっています。その上達ぶりを微塵も感じさせないで、前と変わらないように見せるのは、相当なスキルと経験を要します。
うまくなった・できるようになったと見せない――。ワンパターンは、かくも奥が深いものです。
もちろん、長く見続けてきた人は、進歩も成長もしていることに気づきます。それを感じさせないことに感嘆とます。以前と変わらないから安心して見たり聞いたり使ったりしてくれます。
いつまでもファンでいてくれます。いわゆる「老舗」とは、このワンパターンを貫いてきたところです。
たまにしか見ない人は、「同じことをやっている」ようにしか見ません。
進歩も成長もしていないととらえるから、「まだやっているよ」と感じてしまいます。そういう人は価値を理解しようともしないので、ファンにはなりません。
仮になっても、すぐに文句を言うようになるので、逆にならないほうがありがたいとも言えます。
あなたは今日、ワンパターンを貫きましたか。1つのことを極めましたか?
(朝の独り言☆)
今日は、メンター認定コーチプログラムでした。400ページ近いテキストと内容に参加者は、満足してくれていました。素晴らしい認定コーチが誕生したことは、とても嬉しいことです。皆さんに、活躍してもらいたいと思います。