クライアントから問い合わせがあったとき、すぐには答えられないことを聞かれるケースがあります。そういうとき「調べてから折り返しすぐご連絡します」と言って、いったん電話を切ることは、よくあることです。
調べて5分や10分で分かることならいいですが、なかには込み入って複雑なものもあります。調べ始めてから30分、1時間が経ってしまったなんてことも大いにあり得ます。
「早く連絡しなくては……」
こうなると、あなたの表情にも焦りの色が濃くにじみ出てきます。クライアントの怒った顔が、目に浮かぶようです。
なんとか調べがついて、クライアントに折り返し伝楽したのは、2時間後。電話に出た相手は、カンカンになっています。
あなたは誠実に対応しましたが、クライアントを怒らせてしまったのは事実です。たかが問い合わせですが、対応を誤ると致命傷になりかねないのも事実です。
何よりよくないのは、クライアントの時間をムダにしてしまったことです。相手は「すぐに返事が来るもの」と思って待機してします。
その間、仕事をストップさせていたとしたら、2時間待ちぼうけをしていたことになります。仮にほかの仕事をしていたとしても、いつ連絡が来るか分からないので、あまり集中できません。
この2時間は、思うような成果を上げられなかったはずです。
調べてからどのくらいの時間がかかるかは、やってみないと分からないところがあります。
それでも調べ始めて5分もすれば、「すぐに分かる」か、それとも「何時間もかかる」か、ある程度のメドはつけられます。
このとき時間がかかりそうなら、すぐに相手に連絡して、「申し訳ありませんが、お時間をください」と伝えるべきです。
そうすれば、相手もほかの仕事に取り組むなりして、時間をムダにすることもなくなります。
何をするにしても、待ち時間は発生するものです。それを不用意に与えてしまうのは、自分が相手の時間をムリやりに奪うことにほかなりません。
待たせることは、相手の時間を奪うこと。そう認識できていれば、仮に待たせる状況になったときは素早く連絡するようになります。
それが、相手の時間のロスを少なくする唯一の方法です。
(朝の独り言☆)
今日は、スイスのグルンダー先生に送る臨床ケースをまとめました。
夜は、久しぶりにマッサージです!
お誕生日のお花が病院に届いていました(^ ^)ありがとうございます(^ ^)