人生でうまくいっている人と、うまくいっていない人の差――。それが何に起因するのかを挙げようとすれば、答えは無数にあります。
ある人は、「運」と答えるかもしれません。「才能」と言う人も、たくさんいます。「環境」と答える人も多そうです。
おそらくそれらは、差を分けた一因です。これらの答えに異議を唱えるつもりはありません。
とは言え、多くの人が納得としてくれる答えは、ほかにもあります。それは、「行動力」です。
うまくいった人が必ずと言っていいほど持っているもの。うまくいっていない人が持ち合わせていないもの……。
そのどちらにも当てはまるのが、行動力です。その「ある/なし」は、決定的な差をもたらします。
うまくいっている人も、うまくいっていない人も、能力的にはそれほど差があるわけではありません。極端なことを言えば、能力の「ある/なし」は誤差の範疇に収まります。
行動力は、違います。ほかの何ものにも代えがたいものです。
たとえ運がなくても、また才能がなくても、あるいは環境がよくなくても、行動力さえあれば、知識・スキル・経験の差を埋めることは十分に可能です。
それがあれば、実際に活路を切り開くことは可能です。
もっとも、ただ行動すればいいというものでもありません。うまくいくための戦略と方向性をしっかり構築したうえで、行動力を発揮していく必要があります。
ただたんに人より多く行動すればいいというものでもありません。人の倍をするのは当たり前。
それを前提にしたうえで、人の3倍、5倍、10倍とやっていきます。そのくらいやらなければ、「行動力」の名がすたります。
行動力は、人を選びません。誰もが持とうと思い、実際にトコトンやれば、手に入れられます。
持つのが難しいということはなく、やるかやらないかだけのこと。人生でうまくいっている人と、うまくいっていない人の差は、たったそれだけしかありません。