あなたは、自分自身という世界でたった1つしかない商品です。おそらく同じものは、過去にもまた未来にもありません。
自分自身を商品としてとらえる――。この考え方は、決して奇妙なものではありません。
むしろそうとらえることで、自己研鑽の仕方や対人関係が大きく変わってきます。自分自身を見直すとともに、持っている可能性をさらに大きく広げることにもつながります。
あなたが自分自身を商品だと思えば、どのようなジャンルにするでしょうか。身近な日用品、オシャレな商品、あるいは娯楽系の商品……。
どのようなジャンルにするかによって、自分自身という商品の特徴が変わってきます。それは、自分自身をどのような人間として規定するのかということにほかなりません。
自分自身という商品をどのようなジャンルにするかが決まれば、今度はどんなデザインにするのでしょうか。落ち着きのある、しっくりくるもの、目に飛び込んでくるようなポップなもの、未来を感じさせるカッコイイもの……。
どのようなデザインにするかによって、自分自身という商品のアピール度が変わってきます。それは、自分自身をどのような人間として見せていくのかを決めていくことです。
自分自身という商品のデザインをどのようにするかが決まれば、次に売り場をどこにするのでしょうか。大型施設の人通りの多いところ、オシャレな街の路地裏にあるこだわりの個人商店、専門店の一角……。
どのような売場に置くかによって、自分自身という商品の顧客層が変わってきます。それは、自分自身が付き合う人をどういう人にするのかを決めること。
あなたという商品は世界でただ1つ。それゆえに大切に扱いたいし、本当に必要としている人に届けたいものです。そのためには、あなたが自分自身という商品をプロデュースしていく必要があります。それは、あなた自身がしなければならないこと。
あなたは自分自身という商品をどのように扱っていますか。本当に必要とする人に届けていますか?