1日の終わりにすることはなんですか。こう聞くと、いろいろな答えが返ってきそうです。もちろん、何をするのも自由ですし、人それぞれの楽しみ方があります。
それでも「やってみるといいですよ」と勧めるのが、「今日1日をじっくり味わう」こと。これをするとやさしく穏やかな気持ちになるし、「どんな1日になるのだろう?」と、明日が楽しみになってきます。
具体的にどんなことをするのかと言うと、自分自身にその日に起こったことを朝から寝る前までアタマの中でストーリーとして再生すること。自分自身に起こったことではありますが、映画やドラマを見るようにどこか他人事としてながめていきます。
主観が入ると、イヤなこと、不快なことを思い出すだけでなく、その感情まで再現しかねません。イライラが高じて、眠れなくなってしまったら、翌日に差し支えます。イヤなこと、不快なことでも他人事としてしまえば、感情が再現されることもなく、「そういうこともあったな」と冷静に見ることができます。
うれしいこと、楽しいことも同様です。自分の身に起こったことではあるものの、「そうそう、こんなことをもあった」と、どこか他人事のように見ていきます。うれしさや楽しさといった感情まで再現してしまうと、興奮して眠れなくなる恐れがあります。
朝から夜寝るまでの1日のストーリーを再生すると、「いろいろなことがあったな」と、過ぎ去りつつある1日を愛おしく感じるから不思議です。それが、今日1日を味わうこと。
イヤなこともあったけど、いいこともあった……。それが、今日という1日。その1日はもう2度と返ってこないのですから、味わうことができるのはたった1回だけ。
明日になれば、もう今日という1日を味わうことができません。明日になれば、また別の1日を味わうことしかできないのですから……。
今日という1日を味わえるようになると、たとえイヤなこと、不快なことがあったとしても、最後には「それほど悪い1日でもなかった」ととらえ直せるようになって、スッキリできます。
むしろイヤなこと、不快なことが多かったときにやってみると、高い効果があります。なおかつ「明日はどんなうれしいこと、楽しいことがあるのだろう?」と、希望が持てるようになります。
今日1日を味わう――。もしまだやっていないとしたら、早速、実行していきます。今日という1日が終わらないうちに……。
(朝の独り言☆)
今日は 今年最後の収録でした。収録にあたり、私のプロジェクトメンバーが全てにおいてサポートしてくれたので、本当に感謝です。スタッフ全員、私よりはるかに若く、ましてや自分の子供の年齢よりも若いくらいですが、いつも明るく元気に対応してくれると、<明るく元気>ということがいかに価値があるか と気付かされます。いつも私が元気を貰うくらいですから。
皆さんの周りは、明るい笑顔で元気な人たちはいるでしょうか?本当に当たり前のことですが、日常には意外にないものです。人生で成功するために何が必要ですか?と質問されたら、いつも明るく、元気、上機嫌でいることですよ。と答えたいくらい大切なことです。