2022.2.4.

予測を裏切る人になる、、、

「あなたは裏切る人ですか?」

こんなふうに聞かれたら、ほとんどの人は即座に否定します。なかには、「裏切られることはあっても、裏切ることはしません」と力説する人もいそうです。

一般的に「裏切る」という言葉にはいいイメージはありませんが、それを平然と実践している人がいます。それは、「仕事ができる人」です。

仕事ができるがゆえに、裏切ってしまう……。こんなふうに言うと、困惑する人が続出するので、きちんと説明します。

予測を裏切る。それも「これくらいはやってくれるだろう」という事前の目論見を大きく超えた結果を出して、終わってみれば予測を裏切ってしまう――。

それが、仕事ができる人です。

相手が望んでいる以上の結果を出す――。仕事ができる人は、いい意味で予測を裏切っています。「裏切り続けている」と言っても、過言ではありません。

本人にとっても、裏切るのは望むところ。予測を上方修正した結果を出すことが、モチベーションにもなっています。

このタイプには、「一緒に仕事をしてみたい」と、オファーが殺到します。それは、「裏切られたい」と思う人がたくさんいる証拠です。

その一方で、文字どおり相手を裏切ってしまう人もいます。とは言っても、卑怯なことやだまし討ちをしたりするのではないことは、あらかじめ指摘しておきます。その人は、仕事ができない人です。

相手の「これくらいはやってくれるだろう」という事前の目論見を大幅に下回る結果しか出せません。予測を下方修正した結果を出すので、依頼したほうは「こんなはずではなかった」とアタマを抱えてしまいます。逆の意味で、予測を裏切っています。

この2つ以外に、もちろん、「裏切らない人」もいます。それは、「これくらいはやってくれるだろう」という事前の目論見どおりの結果を出す人。

相手の予測以上の結果を出そうという意欲もなく、「成長が止まってしまった人」と言い換えられます。

いい意味で裏切る人。文字どおり裏切る人。裏切らない人。世の中には、3つのタイプがいます。あなたがどれに当てはまるかは知るよしもありませんが、いい意味で相手の予測を裏切る人であることを祈っています。

(朝の独り言☆)
今朝読んでいた本の内容からですが、人間関係は誰もが難しいと考え 易しいとは考えられない。「ありがとう」や「ごめんなさい」を素直に言えば良いだけ。そのことを伝えるために口があるのだからと。好きなことを100するより、いやだということを1つやめるほうが良いこともある。
まさにそうかもしれませんね。意外と素直に物事に対して言葉にできないことが、人間関係を悪くしたりしているように思います。子供の時のような純粋さを忘れないことも大切にしたいですね。