「ここは1つ頼むよ」「キミしかいないんだよ」「やってもらうと、助かるよ」……
何かしら面倒なことが起こると、その解決を頼まれる……。これは、もちろん名誉なことです。言うまでもなく、その面倒をきちんと解決できるだけの力があると見込まれているのですから……。
ほかにやらなければならないことがたくさんあるとしても、こういうときは可能な限り引き受けたいものです。何より知識・スキル・経験を積む1つのチャンスです。
確かに「いいように利用されている」という気がしないわけではありません。頼むほうがラクをしたいばかりに、都合よくこちらに押しつけているという側面も見受けられますが、それでも引き受けたほうがいいです。
実は、知識・スキル・経験をバージョンアップさせる以外にも、身につくものがいくつかあって、その1つが、やらなかったことと同時並行させるための時間管理、タスク管理。さまざまなものごとを、そのいずれもが支障を生じることなく、進行させていくのは、カンタンにできることではありません。
すべてをうまく進めようと思ったら、時間管理、タスク管理を極めていく必要があります。
特に面倒なことは時間管理、タスク管理を徹底していきます。それができるようになると、複数のものごとを支障なく同時並行させられます。
もう1つは、マインドが鍛えられること。どんなに知識・スキル・経験を積んだとしても、「面倒だ」と思いながらやっていたら、やはりうまくいかないものです。
時間管理、タスク管理を極めても、成果は芳しくありません。何をするのであれ、いいマインドで取り組むことで成果を出せるようになります。
不思議なことに、自分のやりたいことだけをやっているときは、マインドに気をかけることはありません。
それは、マインドが鍛えられないということ。そのマインドを鍛えられるチャンスが、他者からの面倒ごとを引き受けるときです。
それを「楽しそうだ」「面白そうだ」と思って取り組むことができれば、マインドがよくなります。自ら積極的に面倒なことをやろうとはしませんから、人から頼まれて引き受けると、結果的にマインドを鍛えるチャンスを手にすることになります。
面倒なことを引き受けると、想像以上にプラスがあります。ほかでは得られない見返りを100%手にすることもできます。
(朝の独り言☆)
東京は桜の開花宣言されていますが、北海道では4月末頃かと思います。東京に比べ、一か月遅れでしょうか。若いころは、あまり桜の時期ということよりも、今すべきことは何かに生きていたように思いますが、年を重ねることに桜の魅力を深く感じるのは不思議なものです。年を重ねると 食べ物の好みも変わります。本を書いていても、年と共にありがとうという言葉の持つ意味の深さを感じたりなど、人生は常に色々な変化と気づきがあります。