「1日のうちであなたが最も多くの時間を割いているものはなんですか?」
こう聞かれて仕事や勉強と答える人は多そうです。あなたもその1人かもしれません。残念ながら、それらは望ましい答えとは言えないものです。
あるべき答えは、「眠り」です。眠りこそ、1日のうちで最も多く時間を割くべきもの。できていないとすれば、そうなるように1日の時間の使い方を変えるべきです。
可能なら7時間。最低でも6時間は確保したいものです。
「今は追い込みだから、眠るヒマがあるくらいなら、仕事/勉強をしていたい」……
人生の一時期にそういう寸暇を惜しむことがあってもいいですが、常態化するのは論外です。寝ずに仕事や勉強をしても、パフォーマンスは上がりません。
眠りは、たんなる休養とは異なります。分かりやすく言えば、充電。なぜ最優先で時間を確保すべきかを2つの側面からお話しします。
1つは、体のケア。眠っている間に1日の疲れをとったり、負傷した部分が回復したりするようなカラダのケアが行われています。
眠っている時間が少なければ、疲れもとれないし、回復も途上で終わってしまいます。眠る時間の多寡は、翌日以降のパフォーマンスに明らかに影響します。きちんと眠らければ、カラダのケアが不十分のまま仕事や勉強をすることになります。
もう1つは、記憶の定着。眠っている間に前日に覚えたことがしっかり記憶として定着するような作業が脳内で行われています。
もし眠りの時間が少なければ、前日に覚えたことのほとんどを忘れてしまいます。一夜漬けの効果が少ないのは、眠っていないから。記憶として定着させたいなら、たっぷり眠るべきです。
眠りは、生きていくうえで、なおかつパフォーマンスを上げるために不可欠なもの。1日のうちで最も多くの時間を割くべきもの。これに異論などあるはずがありません。
そのためにやるべきなのは、「0時から7時まで」と、先に時間を決めてしまうこと。またその時間をしっかり守ること。よく眠るためのシステムをつくると、しっかり時間を確保できるようになります。
あなたは今日、1日のうちで眠りに最も多くの時間を割いていましたか。よく眠れるようなシステムをつくっていましたか?
(朝の独り言☆)
大山さんにボクシングを習っていますが、膝の手術をするということで 少しお休みになります。
大山さんが「格闘家時代は勝つことだけを考え 身体に負担をかけ過ぎた」と話されていました。
膝の痛みに耐えながら生活していましたが もう限界ということで手術になったそうです。
大山さんとのボクシングから人生の学びが沢山あります。
大山さんのような格闘家の第一線で活躍されている人は、そのような冷静な考えでは勝てない世界ということは想像つきますが…。
手術後のトレーニング再開を楽しみにしています。