2020.6.9.

「やりたくない」は、周りに伝わる!、、

「こんなことはやりたくないな。なんで私がやらないといけないんだろう。まぁいいや。パパッと流しとこう」……
仕事においては、やりたいことばかりできるわけではありません。やりたくないこともやらなければならないものです。
「私はこの仕事を絶対にやりません」……
そうキッパリ断れればいいですが、カドが立ちます。周りの人たちと決定的な亀裂が走ってしまうかもしれません。
それを考えると、やりたくなくてもやらざるを得ないという結論に行き着きます。多くの人は、おそらくそういう選択をします。
その「やりたくない」という気持ちは、カンタンに消せるものではありません。もしそうできるのなら、とっくにしているはずです。
その「やりたくない」をムリやり押さえつけると、反発してきます。自分でも気づかないうちに、表情や態度、しぐさに出てしまっています。
「彼/彼女はあの仕事をやりたくないんだな」……
周りの人からは、明らかに分かります。負のムードを漂わせているだけでなく、あろうことか、それが周りにも波及してしまいます。
その「やりたくない」が発する負のムードに包まれて、周り全体が険悪化しかねません。気づかないのは、本人だけです。
どうしてもやりたくない仕事をやらなければならないとしたら、やはり工夫は必要です。と言っても、特別なことはありません。
それは、周りに「やりたくない」と宣言すること。これは周りを不快にさせるように見えますが、そうではありません。
「やりたくない」なんて言われたら、確かに周りはビックリします。それは、ほんの一瞬。次の瞬間には、「どうしたの?」「なんでやりたくないの?」と、興味を示してきます。
その中身を見て、「こうやるんだよ」「こうやってみよう」「これでうまくいくよ」と、アドバイスしてくれます。
それは、本人が気づかなかったやり方。アドバイスどおりにやってみると、案外うまくいきます。「やりたくない」を押さえつけてやるより、はるかに早く終わります。
「やりたくない」なら、宣言してしまう……。これは、本人も周りもプラスになる「逆転の発想」です。