2022.6.25.

「失敗する」と言われたら、笑顔になる、、、

「絶対に失敗するぞ」……

 成功する確率が少ないことに取り組もうとするときにそんな忠告を受けたら、多くの人は「そうだね」と納得した表情をします(「そんなことはない」と突っぱねる人もいますが、そういう人が成功することはめったにありません)。そこから先の対応は、大きく言って、2つに分かれます。

 1つが、「やっぱりやめておくか」と、引き下がってしまう。あまりにももの分かりがよすぎます。多くの人は、こちらに該当します。

 もう1つが、「それでもやってみるよ」と、無謀を承知で突き進む。あきらめが悪いように見えますが、そうではありません。人数的には少ないですが、不可能と思えるものごとを成功させてしまうのが、この「起業家タイプ」です。

 このタイプは、成功の確率が低いことに山っ気を出して取り組むのではありません。その代表は、電気自動車を開発する「テスラ」や宇宙ロケットを製造開発する「スペースX」を設立したイーロン・マスク。

マスクもテスラやスペースXをつくろうとしたときは、「失敗するぞ」と周りから忠告されています。本人も「そう思うよ」と同意しながらも、電気自動車事業は先端を行き、ロケット事業も推進中です。

マスクが事業に乗り出したのは、「挑戦する価値」があったからです。電気自動車にしてもロケットにしても、実用化するまでには莫大な費用がかかります。

開発途中で資金がショートする可能性を大いにはらんでいます。

たとえ会社が潰れたとしても、自分たちが取り組むことで電気自動車やロケットのビジネスが1歩でも前進できれば、「やった価値がある」と思っていました。「捨て石」になる覚悟を持っていたから、テスラやスペースXが順調に進んだとも言えます。

マスクの念頭にあったのは、自社の存続よりも人類全体の生活の向上です。こうした思考を持つ人は、失敗する確率が高いことでも積極的に取り組みます。

覚悟があるから、「失敗すると思われたことも軌道に乗せられるようになった」と言えなくもありません。

「失敗するぞ」と言われたら、「私もそう思います」と笑顔で答えつつも覚悟を持って取り組む。いつの時代でも、そういう人が世の中を変える大きな仕事を成し遂げます。

(朝の独り言☆)
私の最近のテーマに、「どうしたら人は変われるのか」というのがあります。脳科学的にも、人の95%は習慣からの人生の延長にしかないと言われています。
ある有名な占星術の方が、占星術というより、相手の話を聞けば人生の予想が出来ると言っていました。潜在意識ということからも理解できます。人は、いかに現状における過去の影響を受けているかを深く認識する必要があります。
そのことが、変わるための一歩のように思います。しかし、習慣を変えることは簡単でないこともお伝えします。皆さんは、変われる自信ありますか。