2022.6.29.

あと始末を先にする、、、

誰かが始めたことが不完全な状態で終わってしまったときに、事後的に行う残務処理……。それが、「あと始末」です。

本人がそのあと始末を直接することは、まずありません。たいていはつながりや付き合いのある人がやる羽目になります。

その意味では、あと始末はするほうにとっていい迷惑。もしあと始末をしなければならないとしたら、渋々でもやるしかありません。もし「私には関係ない」と拒否してしまったら、迷惑を被る人がドンドン増えかねません。

そんなことは不本意ですから、割り切ってやったほうがいいですが、誰かが仕出かした一種の不祥事のために、自分自身がやるべきことに支障が出るようでは困ったことになります。あと始末をするにしても、自分自身への影響は最小限に抑えます。

そのためになるべく早く手を打っておきたいのが、「あと始末を先にする」こと。こう言うと、「そんなことができるんですか?」と、ビックリする人が多いかもしれません。もちろん、できます。特別なことをする必要もナシ。あと始末が必要になる事態は、途中のある時点でなんとなく分かるものだから……。

「あの人がやっていることは、どうもうまくいっていないみたいだよ」

そんな風のウワサがどこからともなく聞こえてきます。このときあと始末を任されそうな人は、自ら積極的に情報収集をします。

どんな被害や迷惑がどれくらい発生しそうなのか。どうすればそれがきちんと処理されるのか。被害や迷惑を受ける人は誰で、どんなケアをすればいいのか……。

こうしたことを当事者が「もうダメだ」と投げ出す前から、瞬時に割り出していきます。なおかつ本人が投げ出したら、すぐにあと始末に取りかかります。

言い換えれば、先を見越して必要な手を打っておくこと。このように事後的にやることを早めに手がけておくのが、「あと始末を先にする」です。

こうすれば、あと始末に駆り出されても、自分自身への影響を少なくできます。なにより損害や迷惑を被る人へのマイナスを少なくできます。見事に処理できたら、否応なしにあと始末をした人の株が上がります。

あと始末を先にするのに、高度な知識とスキルを必要としません。唯一必要なのは、先を見越して手を打っておくことです。

(朝の独り言☆)
今朝 副院長に、感情表現の大切さについて話しました。人は、温厚で穏やかな優しい人が一番だと思います。しかし、そのような人は、自分の意見や感情表現を苦手としている人もいます。
僕自身も決して感情表現をする方ではないのですが、その点を改善したく、セミナーなどに参加して いかに自分の殻を破るかなどをトレーニングしました。やはり、感情表現は大切です。「わー楽しい、嬉しい、美味しい・・・」など素直に出せることです。または、受け止めるのも応用力ですが、それだけでは面白くないので、10回中2~3回は、自分の意見も明確に伝えることです。
副院長は、とても人柄がよく 魅力的ですが、あまりにも穏やかなので、このようなことをワンポイントアドバイスしました。