2019.5.10.

イライラするのは、恥ずかしい、、、

いきなりですが、あなたに聞いてみます。イライラするのは、どういう人ですか。

こう聞かれたら、あなたは「気が短い人」「ものごとがうまくいっていない人」と答えるかもしれません。それは、当たっているようにも見えますが、不正解です。

もう1つ聞いてみます。どういうときに、人はイライラするのでしょうか。

こう聞かれたら、あなたは「結果が出ていないとき」「ものごとがうまくいかないとき」と答えるかもしれません。それは、正解のように見えますが、実は違います。

不思議に思う人もいそうですが、うまくいっていても、イライラする人がいます。念のために言うと、その人の気が短いからではありません。

それは、こういうケース。常に100の結果を出せる人が、97とか98という不本意な出来に終わったとき、この人はイライラします。

一見すると、イライラするほどのことではないように見えます。それでも、この人は、イライラしています。なぜかと言うと、思うとおりの結果になっていないから。

そう、人がイライラしてしまうのは、現状が自分の思っているとおりになっていないからです。思いどおりになっていれば、イライラなどしません。

その意味では、冒頭の問いの答えは、こうなります。思っているとおりの結果が出ていない人――。

あなたがイライラしてしまうのも、現状が自分の思っているとおりになっていないとき……。そう言われれば、納得するのではないでしょうか。おそらく身に覚えがあるはずです。

逆に言うと、現状が思っているとおりになっていないと、イライラしてしかねないということ。それは、あまり看過していいことではありません。

その原因は、どこにあるのかと言うと、言うまでもなく自分自身(不可抗力は除きます)。もっと言えば、自分の行動不足。

それなのにイライラしてしまうのは、ちょっと筋違いです。自分の行動不足ゆえに結果が出ていないのに、それを受け入れようとしていないのですから……。

イライラは、行動不足の動かぬ証拠。そうだと分かれば、イライラしている自分を恥ずかしく思うようになります。

同時に、「結果を出すためには、もっと行動しなければならない」と、認識を新たにします。