2019.5.10.

何度でもおさらいをする、、、

人は、忘れる生き物。いい悪いは別にして、いろいろなことを忘れるようにできています。

忘れるのは、大事なことを覚えているため。それをしっかり覚えているように、ささいなことは忘れてしまいます。それでいいのです。

もっとも、大事なことはすべて覚えているのかと言うと、それはまた別の話。目の前のことに追われていたり、しばらく遠ざかったりすると、意外とコロッと忘れてしまいます。

これもよくあること。それほど気にする必要はありません

やってみたら、カンを取り戻します。ほどなくして、以前のようにできるようになるものです。

忘れないようにする完璧な方法は、ありません。それでも有効な方法があります。それが、復習――。

復習とは、やったことを確実なものにするために、なるべく早い時期におさらいすること。

それをするとしないとでは、その後の定着率において、雲泥の差が生じてしまいます。

復習すれば、かなりの程度、身につくようになります。しなければ、完全に忘却の世界に行ってしまいます。

1度やるくらいで、身につくことはありません。何度もやるのは、大前提です。

繰り返すことが、肝心。繰り返すことに、自分のものになっていきます。

「このくらいでいいや」と、2回とか3回やった程度では、復習とは言えません。それでは、忘却の世界に一直線に向かってしまいます。

復習と聞くと。同じことを繰り返す退屈な作業だと思う人もいそうです。それは、極めて浅薄な考え方。

忘れやすいから、何度でもやるだけのこと。その事実に思い至れば、なおざりにすることはないはずです。

もしいいかげんに取り組んだ結果、忘れてしまったとすれば、本人が困るだけ。それは、「退屈だ」と、復習をなおざりにした結果です。

あなたは今日、復習をしましたか。何度もおさらいをしましたか?