2022.2.2.

一瞬で人を和ませる魔法を持つ、、、

外が真っ暗になるまで遊んで、予定より大幅に遅れて子どもが帰宅したとき……。親なら「こんな時間までどこをほっつき歩いていたの。心配したんだから!」と怒りたくもなります。

親になって、実際にそういう経験をした人は多いに違いありません。あるいは子ども時代にそうやって叱られた人もいたはずです。

もっとも、子どもが帰宅して「ただいまー。今日はとっても楽しかったよー」と、ニコニコしながら話しかけてきたとき、叱る気持ちに急ブレーキがかかります。

つい「あら、おかえり」と、穏やかな気持ちでわが子を迎え入れてしまうのは、子どものニコニコした表情を見て、幸せな気分になったから。

「今日はどんなことをして遊んだの?」
「みんなで木登りをしたよ」

よく見ると、洋服が泥だらけになっています。顔も真っ黒で、たくさん遊んだ証拠。

「お風呂を沸かすから、すぐに入っちゃいなさい」
「ハーイ!」

汚れた服を洗濯機に入れながら、「あんなにニコニコしているんだから、楽しかったんだろうな」と想像して、親のほうも楽しくなるほど。「今日はしっかり言おう」と叱る気マンマンだった、さっきまでの自分がおかしく思えてきます。

ニコニコした表情は、落ち込んだり、イライラしていたり、悩んでいたりした人であっても、一瞬で人を和ませます。ココロの底から楽しんだときに自然に出る表情が、ニコニコです。しようと思っても、自然にできるものではありません。

夢中になって取り組んでいるうちに楽しくなって、ニコニコする――。それは、子どもの遊びに限ったことではありません。大人が仕事をしているときも同様。

間違えないでほしいのは、結果が出るから、ニコニコできるわけではないこと。ニコニコしながら仕事をしていると、周りにも伝染して、和気あいあいとしてきます。

そういう環境になれば、全員が楽しく仕事をするようになって、組織が活性化すると共に、生産性も上がります。組織全体にいい影響を及ぼし、やがて結果につながっていきます。多くの人が思っている以上に、ニコニコの魔法には効果が得られます。

あなたは今日、楽しく何かに取り組みましたか。1日中、ニコニコしていましたか?

(朝の独り言☆)
冬季オリンピックが開催されますね。スピードスケートの高木美保選手など 地元からも北京五輪にたくさん出場していますので楽しみです。私のクリニックの受付スタッフが、小さい頃 高木美保選手と同じスケートクラブで一緒だったようで、話を聞きますと、小さい時から別格の速さ、強さだったらしく、大会で負けたのを知らないくらい、とのことです。
世界で活躍する選手は、天性の才能というか どこか違うものなんですね。今朝のテレビでも、常に一番でありたい。とコメントしていて、さすがです!今回5冠を狙っているようですので、ぜひ頑張ってほしいと思います。