2018.7.25.

懐を深くする、、?

人間には、プラス、マイナスの両面があります。プラス、マイナスは、陰と陽、ポジティブとネガティブ、正と負とも言い換えられます。

どんなに光り輝いて見える人にも、陰の部分は必ずあります。反対に、どんなに暗く見える人であっても、光の部分も確かに存在します。

プラスが100%、あるいはマイナスが100%などという人は、この世には存在しません。もっとも、プラス、マイナスの比率が50対50と決まっているわけでもないです。

そう決まっていたら、ラクです。実際には人によって、80対20だったり、30対70だったりします。

幸か不幸か、組み合わせによって、その比率が変化することもあります。たとえば、プラスが多い人たちと一緒にいると、マイナスが多い人でもプラスの側面が強く出るようになります。そのマイナスの多い人が、同じようにマイナスが多い人たちといると、よりその側面が強化されてしまいます。

つまり、プラス、マイナスの両面があって、どちらが多く出るかは、そのときどきで変わっていきます。

初対面で「この人はいい人だ」と思っていたのに、2度目になって、「なんかこの人は感じが悪い」と思うとしたら、第一印象が間違っていたのではありません。

初めて会ったときには、その人のプラスの側面がよく出ていたということです。2度目には、逆にマイナスの側面が出ていたにすぎません。

この人には、プラスとマイナスの両面があります。「いい人」と「かんじが悪い」という両面を持っているのが、その人の本質です。

どちらか一方だけを見て、「いい人」だ、その逆に「感じが悪い」と判断してしまうのは、その人の一面しか見ていないことになります。

それは、とても危険なことです。その人の本質を見誤るだけでなく、その人との関係をうまく構築できないことにもつながりかねません。

両面とは、相反する2つのことをうまく共存させること。それをバランスよく持つのが、懐が深い人です。

プラス、マイナスのバランスがうまくとれるようになると、生きるのがラクになるし、人間関係もうまく構築できるようになります。

あなたは、今日、プラス、マイナスのバランスがとれていましたか。懐を深くすることができましたか?

(朝の独り言
今フェイスブックで、小寺さん、ジョン・キムさんとの対談を紹介しています。お聴き下さい。今日も東京からの患者さんやラジオ収録、セミナー準備など忙しい一日でした。日曜日のセミナー、頑張りたく思います。