2017.7.6.

戦略を丸投げしない、、、

組織を発展させていくためには、「戦略」が必要になってきます。これの「ある/なし」によって、その組織の将来が大きく変わってしまうことは言うまでもありません。

そうは言っても、ただ「あればいい」というものではないです。どんなにいい戦略をつくったとしても、実行されなければ、「絵に描いた餅」に終わります。

残念ながら、そういう組織が少なくありません。なぜ実行されずに放置されてしまうのかと言うと、つくっている人たちが丸投げしているからです。

「戦略をつくったから、ちゃんと実行するように」
多くの組織では、命じるだけで終わってしまっています。

そもそも戦略をつくるのは、リーダーを中心とするごく一部です。極端なことを言うと、この人たちはつくるだけです。

その中身を完璧に理解しているとしても、実際に現場で実行するわけではありません。

戦略の具体的な中身を実行するのは、あくまでも現場の人たちです。この人たちがしっかり中身を理解していないから、「こういうことをやればいいのかな」「こうやればいいんだろう」と、それぞれにバラバラな行動をしていきます。

こうなるのは、現場の人たちの理解力が低いからではありません(そのように責任転嫁するリーダーが多いのは事実です)。

現場にいる1人1人に、戦略の中身をしっかり理解してもらう努力を怠っているからです。

戦略はつくっただけでは、まだ入口にも立っていません。そこで満足してしまうリーダーが多いのは、とても情けないことです。

リーダーがすべきなのは、つくった戦略の中身を細部にわたるまで浸透させていく努力です。

全体を集めたミーティングや朝礼、休憩中や終業後の数人の集まりに顔を出したり、理解していないと思われる人と個別に面談したりするなど、あらゆるチャンネルを通じて、戦略の中身をしっかり説明していきます。

こうした努力なしに、戦略が現場のすみずみまで浸透していくことはあり得ません。

リーダーが熱く語ってくれたら、どんな人でも「これは重要なことなんだ」と認識します。「こういうことをやればいいんだ」と理解するまで何度も話してくれたら、必ず実行するようになります。

ここまでして初めて、戦略が組織全体に共有されるようになります。
共有されない戦略は、ただのお題目です。つくった戦略を丸投げしている限り、絵に描いた餅のままです。

(朝の独り言☆)
今日は、本当に暑いです。これからは、北海道もエアコン無しで生活できないかもしれません。毎日、隙間時間も活用して、色々な仕事をしています。忙しい=幸せです^_^