誰もが何かしらの才能を持っています。その才能を極めることができたら、確実に人生が充実していきます。
「私には才能なんてありません……」
そんな悲しいことを言う人にまれに出会うことがあります。
その人は、自分にどんな才能があるのか気づいていないか、気づいていても開花させようとしてもいません。まことに残念なことです。
才能があるとしても、それを開花させられるかどうかは、自分次第。
自分で開花させようとしない限り、伸ばすこともないし、つぼみのままで終わってしまうこともあり得ます。
持っている才能をまったく開花させないで終わってしまった残念な人は、想像以上に多いものです。
気づいて開花させられるかどうかは、その才能をどのように使うかにかかっています。才能を開花させる方法は、ズバリ言うと、人のために使うこと。
誤解している人も多いですが、才能とは決して自分のために使うものではありません。自分のためだけに使っていたら、いずれ先細りします。むしろ枯渇してしまうと言ってもいいくらいです。
どんな分野であれ、持っている才能を開花させるのは、カンタンなことではありません。克己鍛錬は、不可欠。
厳しい道を行かなければならないので、途中で挫折してしまう人はたくさんいます。得てしてそういう人が「私には才能がない」と、自分自身に見切りをつけています。
持っている才能を人のために使おうとしても、厳しい道を行くのは同じです。この場合、少なくとも応援してくれる人はいます。
どうやったら才能をうまく開花させられるか。どうすればもっと伸ばせるようになるか。親身になって教えてくれたり世話してくれたりする人が現れるので、本人が思っている以上に、才能を伸ばすことができます。
そうして伸ばした才能を多くの人のために使っていくと、さらに応援してくれる人が現れて、もっともっと伸びていきます。才能の爆発寸前です。
せっかく持っている才能を自分のために使っている限り、その伸びにも限界があります。人のために使おうとすれば、才能は無限に伸びていくものです。