2020.9.30.

数字が伸びない原因を特定する、、、

「あれ、あんまり伸びていないな。どうしたんだろう?」……
 一生懸命やっているにもかかわらず、数字が伸びない……。誰にとってもよくあることです。
コンディションのよし悪しによって、数字が出たり出なかったりもしますから、そのこと自体に不思議はありません。
 それでもその数字の伸びない状態が何日、あるいは数週間続くとしたら、やはり何かしらの原因があります。そのときは何があったのかを徹底的に究明すべきです。
 大きく分けて、原因は2つ。それは、よくないものと、いいものの両方です。
 まずよくないものから言うと、やる気がなくなっている。これは自覚している場合がほとんどですが、本人は決して認めようとしません。意地でも「認めたくない」と言ったほうが、実態に即しています。
 毎日同じことを繰り返していると、どうしてもマンネリになっていきます。それは、避けられないことです。
「やらなければならない」「自分にとって必要なことだ」と思いながらも、代り映えのしないことをしているので、始めたころのようなやる気がすっかり失われています。惰性で続けているので、数字が伸びるはずがありません。
 本人に自覚はあるものの、認めたくはないので、「コンディションがよくない」とか「やり方がよくない」というように、原因をほかに求めます。
やる気を取り戻せば、すぐに数字は伸びるのに、自分自身の問題なので、ほかの人には手の施しようがありません。自分で解決しようとしなければ、いつまでも数字が伸びない状態が続きます。
 次にいいものを挙げると、成長している。これは、自覚がない場合がほとんどです。
毎日一生懸命やってきたから、自分自身のレベルは本人の想像以上に上がっています。それなのに、本人はまったくそのことに気づかずにいます。
レベルが上がっているのですから、やっていることもやり方もこれまでと同じというわけにはいきません。
成長したレベルに見合ったことをしていないから、数字が伸び悩んでいます。逆に言えば、やっている中身とやり方を成長レベルに合わせていけば、以前のように数字は伸びていきます。
 一生懸命やっているのに数字が伸びないとすれば、必ず原因があります。原因を特定し対策をとれば、数字は伸びます。そのことは、多くの人が見逃していることです。