誰にとっても、人生の「節目」というものがあります。それは、就職や転職をしたときだったり、起業したとき、お稽古ごとを始めたときだったり、誰かとの出会いだったりします。
そういう節目は、外からやって来るのではありません。あくまでも自分が決断したり行動したりしたときに、それはやって来ます。
節目とは、自分自身がつくるものです。ほかの誰かが与えてくれたり自然発生的に起こったりするものではありません。
たとえば、成人したときや定年退職になったとき。そういう年齢的な区切りは、誰にもあります。だからと言って、必ずしも節目になるとは限りません。
20歳になってお酒を飲めるようになる。リタイアして、明日から出社しなくてもよくなる。それは、たんにライフスタイルが変わっただけです。ある年齢になったからと言って、必然的に人生が変わっていくものでもありません。
節目とは、人生の大きな転換点です。それは、自分自身が何かの決断をした、またはなんらかの行動をしたときに始まります。
その決断、その行動を何年、何十年と続けていって、ずっとあとになって、目に見える大きな変化がもたらされたとき、さかのぼって、「あのときが人生の節目だった」と分かります。
その意味では、たんに就職や転職、起業、お稽古ごと、誰かとの出会いが、節目になるのでもありません。
それがあったときに、自分自身が「こういうことをしよう」と決断した、または「こういうことをやっていこう」と思ったことを行動した。それを続けていったから、振り返ったときに、「節目だった」と気づきます。
節目とは、自分でつくるもの。同時に、あとから気づくもの。
今この瞬間に何かを決断したり行動したりしたことが、節目になるのではありません。それをずっと続けていって、何年か先になって、ようやく分かります。
それでも、「あのときが節目だった」と気づいたときの感動は、とても感慨深いものです。それは、過去の自分が未来の自分のために用意してくれた、とっておきのプレゼントです。
あなたには、思い返してみて、「あれが節目だった」と言えるものがありますか。それは、どんなものですか?
(朝の独り言☆)
今日も忙しい一日でした。打ち合わせ、診療、セミナーコンテンツ作りをしていました。さらにこれからコンテンツを磨きたく思います。