どんな活動をするのであれ、基本は毎日続けること。1日あたりはごく少ない時間であってもいいので、毎日やっていくほうが継続しやすいし、また効果が上がるものです。
たとえば、運動。ジムなどに通って、週に1回、2時間みっちりやる人は、多いかもしれません。それだけやれば、「運動した」という実感を得られるし、満足感も高くなります。
とは言え、いいことばかりではありません。週に1回だけしかしないと、どうしても外せない用事が入ると、翌週まで運動できなくなります。
1週飛ばしてしまうと、まるまる2週間運動できないなんてことも、なきにしもあらず。だからと言って、その次の週末に必ず運動できるという保証はゼロ。残業が続いて、調子が悪くなって、運動どころではなくなる可能性もあります。
週に1回まとめて何かをやる……。こういうやり方は意外とリスクが高いものです。そのことに気づいている人は、それほど多くありません。
ちなみに、2時間分の運動を毎日やるとしたら、1日あたりは17分。このくらいなら朝昼晩のいつやってもいいし、どんなに忙しくても時間を確保することは可能です。
調子が悪くて1日休んでも、次の日にその分もやってリカバリーするのも容易。週に1回まとまってやるのに比べて、毎日運動するほうが、リスクははるかに小さくなります。
毎日やると、習慣になります。またアタマだけでなく、カラダが記憶します。
定時に「これをやる!」と決めていれば、毎日、その時間が近づくと、カラダが勝手に反応します。ちょっとくらい体調が悪かったり、仕事を山ほど抱えていたりしても、動き出したくてウズウズします。
そうなれば「よし、やろう!」と、すぐに動き出して、短時間でその行動に取り組みます。やり終えたあとは、「やっぱりやってよかった!」と思うに違いありません。
短時間でも毎日やっていると、こんなふうに自然に反応します。短時間でも毎日コツコツやるから、実力がアップします。短時間でも毎日続けているほうが、結局は身につくようになります。