2017.8.2.

相手の役に立てることを喜ぶ、、、

世の中は、「持ちつ持たれつ」です。誰もが誰かを支え、また支えられています。

お互いに支え合っていると、貸し借りが生じることもあります。両者の間では、フィフティ・フィフティかと言うと、そうでもありません。どちらかが貸し(借り)をつくっています。

 もっとも貸しをつくっている人は、別の人に借りがあったりします。その貸しがある人もまた違う誰かに借りをつくります。

貸し借りがあるにもかかわらず、全体としてはイーブンになっているので、世の中はなんとか回っていきます。

なかには貸しをつくっても、借りを返してもらおうとしない人もいます。いわゆる人間力のある人です。その人には、口グセのように言っている言葉があります。それは、「お互いさま」です。

「お互いさまですから」
誰かに何かをしても、こう言って見返りを求めようとはしません。自分自身が一方的に貸しをつくっているにもかかわらず……。

お互いさまとは、一般的には「おあいこ」とか「ギブ&ギブ」ととらえられていますが、本質的に意味することはそれとは異なります。

実は、「ギブ&ギブ」であり、「貸しをつくっても見返りを求めない」ことです。

人間力のある人は、自分のほうが一方的に持ち出しになったりソンしたりすることがあっても、気にすることがありません。そうなってもいいとさえ思っています。

加えて「お互いさまですよ」と笑って、喜んでいます。喜んでいるのは、相手の役に立つことができたからです。こういう人にとっては、貢献すること自体が見返りなので、相手が借りを返しに来ても、「お互いさまですから」と言って取り合おうとはしません。

お互いさまとは、相手の役に立てることを喜ぶこと。これは、詭弁でもなんでもありません。

相手の役に立つことで自分自身が成長し人間的に大きくなる機会を得ていますから、十分にモトをとっています。だからこそ人間力のある人は、「お互いさまですから」と笑って言えるのです。

あなたは今日、「お互いさまです」と言える行動をしましたか。誰かの役に立ったことを喜びましたか

(朝の独り言☆)
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