
「彼は、1を聞いて10を知る人だ」……
こんなふうに言われる人は、俗に「賢い」と言われます。 このタイプは、特に上司であれば、誰かが話を始めると、すぐに「こういうことか」と素早く全貌を把握して、「こうしなさい」「こうしたほうがいい」を指示やアドバイスをくれます。その指示やアドバイスは、概ね合理的、かつ実践的なものです。
話を聞きながら、脳の中で全貌を把握することと、具体的な対策を考えることを同時進行で行っています。おそらくこの人のアタマは、超高速回転しています。
こういうタイプが組織の中にいるのがいいことかと言うと、なんとも言えません。ときに組織にとっては、マイナスになる恐れもあります。
何が問題なのかと言うと、相手のスキルアップにつながらないこと。これは、多くの人が意外と見過ごしていることです。
相手が1しか話していないにもかかわらず、アタマが超高速回転している人が結論めいたことを言ってしまうと、コミュニケーションやプレゼン、交渉のスキルが上達する機会を奪われます。相手にしても賢い人以外ともコミュニケーションするわけですから、そのときにきちんと伝えるスキルが身についていないと、先方に理解をしてもらえず、結果を出すことが難しくなります。
もう1つは、アタマの回転が速い、1を聞いただけの人が指示やアドバイスをくれるので、自分自身で考えることをしなくなります。うまくいかなくなると、自分で問題解決の方法を考えるのではなく、「あの人に聞いてみよう」と頼りにしがちです。
その指示やアドバイスが適切なら、ますます頼りにします。自分で考えて結論を出すより、アタマの回転が速すぎる人に聞いたほうが早いので、そうなるのは必然です。
相手の成長するチャンスを潰してしまうのは、とても罪深いことです。
相手が話をしているときに、「こういうことだな」と全貌を把握して、「こうするといい」という対策を見つけたとしても、黙って最後まで聞き続けます(つらくてもガマンすべきです)。最後まで話を聞くことで、相手の伝えるスキルが磨かれます。
指示やアドバイスも、極力しないほうがいいです。もしするのであれば、相手が考えた対策を話してもらったうえで、「私はこう思う」と、参考にしてもらうカタチにもっていきます。賢い人だからこそ、相手の成長につながる行動をしていきます。
(朝の独り言)
ボクサー井上尚弥の試合が日本で開催されるようです。まだ、正式に発表されていないのですが、12月13日というのが一部報道にありました。4団体統一という、井上尚弥が勝てば歴史的瞬間になります。会場で観戦したいですね!私の知人で唯一チケットを取ってくれそうな方がいますが、さすがにかなり厳しいかもしれません。潜在意識を活かして、チケットを引き寄せたいですね。僕は小さい時から、ボクシングや格闘技が大好きなんです。勝負の世界もゼロヒャク!自分の生き方に合っているのだと思います。