2020.2.22.

相手を思う気持ちがそのまま出る、、、

どんなに取り繕っても、必ずその人の本音が出てしまう……。そういうものはいくつかありますが、その1つが「話し方」です。

話し方には、その人の気持ちが意図せずに表れてしまう……。そう言っても、過言ではありません。

話し方とは、うまい/下手を問うものとは異なります。うまいほうが「いい」に決まっていますが、それが「すべてではない」ことは強調しておきます。

問われるべきなのは、相手を思う気持ち。それが相手にきちんと伝わっていれば、うまい/下手はもうどうでもよくなります。

相手も「この人はあまり話がうまくないな」と思いつつも、しっかり聞いてくれます。なぜならこちらを思う気持ちが伝わるから……。

「話し方が下手だから」と、ムゲにすることもありません。一緒になって、会話を楽しもうとします、
相手を思う気持ちがあれば、出会ってすぐでも信頼関係が成立します。

話し方がうまくなくても、ちゃんとコミュニケーションできるものです。

往々にして話し方が「うまくない」「下手」だという自覚がある人は、テクニックを磨こうとします。

そこには、この人たちが気づかないでいる、大きな落とし穴があります。

それは、相手にいい印象を与えたいから。もっと言えば、たんに「自分のため」です。

話し方がうまくなれば、相手に「信頼される」と思い込んでいます。信頼されて、「契約がとれる」とか「言うことを聞いてくれる」という「捕らぬ狸の皮算用」を弾いています。

これでは、相手を思う気持ちがゼロ。

自分本位ですから、相手に信頼されるはずがありません。「絵に書いた餅」に終わります。

テクニックを磨こうとするのは、一概に「悪い」ことではありません。

ただせっかく身につけても表面的になりやすく、逆効果になることもあります。そこは注意すべきです。

あなたは今日、相手を思って話をしましたか。相手は、あなたの言うことをしっかり聞いてくれましたか?