できない約束はしない。できない約束でもしてしまう……。
この2つは、まるっきり正反対のように見えます。あなたは約束に対して、どちらで臨むしょうか。
あなたの答えかどちらでもいいですが、この2つは同じです。こう言うと、「何を言っているのですか。まったく違いますよ」と反論されそうです。
2つが同じだというのは、「まだ約束を果たしていない」ことについてです。それができるものであろうと、できないものであろうと、約束したことはこれから実行していくのであり、まだ何も実現していないという点では同じです。
あなたが誤解してしまうのも、ムリありません。
その意味では、どちらもまだ空約束にすぎません。実現するまでは、いくら約束したとしても、たんに願望や所信を表明しただけです。
もう1つ言えば、この2つは約束の下級者であることも共通しています。こう言うと、シビアすぎるでしょうか……。
「できない約束はしない」と言えばカッコよく聞こえますが、要はできることだけをしているにほかなりません。
できることだけをするのは、成長を抑制することです。できて当たり前ですし、もしできなければみじめです。
「できない約束でもしてしまう」のは、安請け合いを通り越して、無責任です。実現できなければ、多くの人に迷惑をかけてしまいます。それでも、チャレンジしようという意欲は買えます。
約束は実現するのが、当たり前です。やる前から「できる・できない」と詮索するのは、意味がありません。
「できない約束はしない」と言うヒマがあるなら、自分ができる範囲をトコトン広げるべきです。「できない約束でもしてしまう」のなら、自分ができることをもっともっと増やしていきます。
実現してこそ、約束になります。自分がイヤでも成長しなければならない状況に持っていく――。それが、約束のコミットメントです。
約束の「上級者」は、コミットメントして、自分自身を追い込んで成長させています。約束を実現させていくことで、自分自身を成長させていきます。
(朝の独り言☆)
今日は、世界的インプラント権威あるスイスのグルンダー先生から、私の症例のコメントを頂きました。Dear Dr. Inoue
Thank you for sharing your case presentation with me and congratulation for the result you could achieve in such a difficult case. It will be interesting to see how good the FINESIAS xenograft works over a long time period, but looking at your final RX I have no doubt that the newly generated bone is of very good quality.
Excellent surgeons get excellent results….
With my best regards
Ueli Grunder